アクティブラーニングで行う活動は?
アクティブラーニングでは、今までの教育現場ではあまりなかったような活動が授業で取り入れられます。どの活動も子どもの力を伸ばすための重要な活動です。以下に、アクティブラーニングで取り入れられる活動内容をまとめました。
みんなで話し合うグループディスカッション
グループディスカッションは、アクティブラーニングでよく取り入れられる活動です。親世代もかつて、授業中に先生から出された課題を友達と席をくっつけて、話し合って考えたことがあるのではないでしょうか?これまでも授業中にすることはありましたが、グループディスカッションがこれからはより授業の中で取り入れられて、他者と協力しながら問題を解決する力を子どもたちは養っていきます。
論理的に相手を説得するディベート
ディベートとは、ある議題に対して賛成と反対に分かれて討論をするものです。海外では小さい頃からディベートをする機会が設けられ、論理的に相手を説得する訓練をしていることが多いですが、今まで日本はそれほどディベートをする機会がありませんでした。これからは、海外の人と触れることも多くなりますから、そういった人とも意義のある話し合いができるような力が、ディベートを重ねることで身につくでしょう。
じかに触れて物事を経験する体験学習
体験学習も、アクティブラーニングにおける重要な活動です。体験学習では実際に自然あふれる場所に行って生き物について学んだり、介護施設に行ってお年寄りの大変さを学んだりと体験することで学びを得るものです。じかに触れることで、物事をより吸収できますし、興味も湧きやすいというメリットがあります。教室とは違う環境での学習なので、生徒はより主体的に勉強しやすいことでしょう。
おわりに
アクティブラーニングとはこれまでの受け身の学習とは違い、児童が主体的に学習に参加するものです。アクティブラーニングによって、社会的能力や経験が身につき、国際化や情報化によりどんどん変化していく周りの環境にもしっかり対応できる人物を育成することを目指します。アクティブラーニングは、日本の教育レベルが上がるのを期待できるのはもちろんのこと、子どもたちが将来生きやすくなるために重要な教育なのです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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