学級崩壊、学年別に特徴はあるのか?
学級崩壊というと高学年の難しい時期に起こるものというイメージがあるかもしれませんが、実は低学年にも起こっています。しかし小学生である期間は長く、低学年と高学年では心身ともに大きな違いが出るため、学年によって学級崩壊の原因が違うのは当然といえるでしょう。
最も深刻といわれる高学年の学級崩壊
小学生でも高学年になると思春期が始まり、多少なりともストレスを抱える子も出てきます。そんな高学年での学級崩壊の特徴は、確信犯的に教師に反抗するところです。子どもたちは、大人には本音と建前があることを敏感に感じ取るようになり、不条理を感じるにも関かかわらずあくまで正論で管理されることに反発します。また、塾通いをしている子には、学校の授業がつまらなくなるストレスも原因の一つです。
幼さゆえに起こる低学年の学級崩壊
対して、小学校に入ったばかりでまだ学校生活に慣れるのが精いっぱいなのが低学年です。幼稚園や保育園の環境から、じっと座って勉強をする時間が大半になる学校生活への変化についていけないことが原因で、授業中におしゃべりをしたり歩き回ったりしてしまいます。もちろん教師が嫌いで反抗しているのではなく、まだ集団生活のルールが身についていないのです。
どの学年でも学級崩壊が起こる原因とは
逆にどの学年でも学級崩壊の原因としていえることは、教師と子どもとの信頼関係に何らかのひずみがあるということかもしれません。子どもたちは常に大人に存在を認められ、話を聞いてもらい、好かれたいと思っていますし、勉強をわかりやすく教えてもらいたいのです。教師は子どもたちとしっかりと向き合って話を聞くことを心がけるべきでしょう。
おわりに
学級崩壊なんてレアなケースなのでは?と感じられるかもしれませんが、決してそうではないのです。小学生の子どもにとって学校は自分の世界の大半を占めているので、その場所が荒れていたのでは子どもたちの成長に大きな影響が出るを及ぼすのはいうまでもありません。保護者も教師も、子どもが何らかのサインを出したらすぐに気づけるよう、日頃からよく様子を観察しておく必要があります。
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仕事もしながら3歳の娘の育児を頑張る高齢ママです。
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