「赤ちゃん」という言葉は日常的に使われていますよね。でも、いつからいつまで「赤ちゃん」と呼べるものなのか、ということを知っている方は少ないかと思います。「赤ちゃん」から「子ども」に成長していく姿を見るのはうれしいものですが、同時に寂しくもありますよね。ここでは、意外と知られていない「赤ちゃん」の定義を解説します。
「赤ちゃん」と呼べるのは何歳まで?
普段何気なく使っている「赤ちゃん」という言葉。生まれたての「赤ちゃん」は、パパ・ママが思っている以上に成長が早く、いつの間にか「子ども」の顔を見せるようになります。「いつまでも赤ちゃんのままでいてほしい」と思ったことがあるパパ・ママもいるかもしれませんが、「赤ちゃん」と呼べるのは何歳までなのでしょうか。考えてみました。
「赤ちゃん」は正式名称ではなく愛称
母子健康法や児童福祉法といった法律では、「新生児」「乳児」「幼児」の明確な定義が存在しています。一方で、「赤ちゃん」は正式名称ではなく愛称であるため、法律では明確に定められていません。
各定義についてはあとで詳しく解説しますが、幼児(満1歳~年長)からを「子ども」とするならば、「赤ちゃん」は「乳児」とほぼ同義ということになります。それに従うならば、1歳になるまでが「赤ちゃん」と呼べるということになります。
「赤ちゃん」の定義は人それぞれ?
先ほどもお伝えしたように、「赤ちゃん」の明確な定義は存在しません。実際には赤ちゃん用品・子ども用品を取り扱うメーカーなどによって、2歳程度までを「赤ちゃん」としていることもあります。
また、妊娠中にもおなかの子を指して「赤ちゃん」と言うことがありますよね。正式には「胎児」ですが、普段の会話で「胎児」という言葉を使うことはほとんどないのではないでしょうか。
子育てをしていると、ミルクから離乳食中心になる、一人で歩けるようになるなど、「もう赤ちゃんじゃないんだ」と感じる場面がだんだんと増えてきます。少しずつ自分でできることが増えてくるころには、「子ども」という言葉を使う人が多くなるかもしれませんね。明確な定義が存在していないため、人によって「赤ちゃん」が何歳までかという認識はさまざまだといえます。
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「新生児」や「乳児」などの定義もチェック!
「赤ちゃん」に関しては明確な定義がないということがわかりました。では、公式な文書などでよく見る「新生児」や「乳児」といった言葉に関してはどうでしょうか。子どもがいれば「乳児」あたりまでの定義は知っていても、その先はきちんと知らない・・・という方も多いのではないでしょうか。これを機に確認してみましょう。
「幼児」や「少年」、法律での定義は?
「新生児」などの言葉の定義は、以下のようになっています。
こうして見ると、「新生児」や「乳児」は期間が短いですが、「幼児」は5~6年、「少年」は12年ほどと幅広くなっています。
「少年」に関しては、少年法では20歳未満の者と定義されており、児童福祉法とは異なります。20歳未満は罪を犯しても実名報道されることがありませんが、これは少年法で守られているからです。
「子ども」という言葉は幅広く使われる
「赤ちゃん」同様よく使う「子ども」という言葉。
実際は「赤ちゃん」ではなくなったあとに使われる「子ども」、「大人」に対する「子ども」など、意味はかなり幅広いといえるでしょう。パパ・ママ目線で考えれば、自分が生んだ(育てた)子はたとえ大人になっても一生「子ども」のままですよね。
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台湾在住の30代。2011年日本語教師として台湾へ、2013年結婚。3歳年上の台湾人夫と猫1匹と仲良く暮らしています。2015年秋から在宅Webライターとして活動。2013年末からゆるーく妊活継続中。
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