くるくる、ふわふわの髪の毛は、赤ちゃんらしくて愛らしいものです。しかし、このまま大きくなってしまうのか、直毛に治すことはできるのか、気になっているママも多いことでしょう。そこで、赤ちゃんのくせ毛は治るのかということについて調べてみました。
赤ちゃんはどうしてくせ毛が多いの?
細くて柔らかい赤ちゃんの髪の毛。くせの度合いは違いますが、くるりと毛先がカールしたくせ毛は、赤ちゃんによくみられます。赤ちゃんがくせ毛になるのはどうしてなのでしょうか。まず、その理由についてみていきましょう。
パパやママもくせ毛で、毛質が遺伝したから
くせ毛には遺伝的な要因が大きく関わっています。くせ毛と直毛とでは、くせ毛のほうが優性遺伝で子に受け継がれやすいのだとか。そのため、両親のうちのどちらかがくせ毛の場合、もう一方の親が直毛であっても、かなり高い確率で子どもにくせ毛が出るようです。その確率は70%以上ともいわれています。両親ともにくせ毛の場合には、90%以上の確率になるのだとか。ただし、くせ毛は遺伝しても、その出方は必ずしも両親と同じではないようです。くせが強く出る場合もあれば、出方が弱い場合もあります。まだ子どものうちに適切なケアをすることで、くせの強さを気にならない程度の状態にすることも可能ですよ。
まだ産毛のために、くせがつきやすいから
赤ちゃんの髪の毛はくせがつきやすい髪質のために、くせ毛のようにみえる、ということがあります。しかし、この場合はくせ毛ではなく髪の毛にくせがついた状態です。赤ちゃんのときに髪の毛にくせがつきやすいのは、髪の毛がまだ産毛で細くてやわらかく、くせがつきやすいから。まだ寝たままでいることが多いために、同じ姿勢で寝ているうちに髪にくせがつき、くせ毛のようになることがあります。生後1年に満たない赤ちゃんの髪の毛は、産毛であることが多いです。生後3カ月過ぎごろから生後1年くらいの間に生え変わります。その後も何回か生え変わりながら、3歳ごろまでに髪質が変わっていきます。髪の毛が生え変わり、次第に毛質が太く強くなっていくにしたがい、くせもつきにくくなることが多いようです。
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赤ちゃんのくせ毛は丸刈りにすれば治る?
くせ毛は一度丸刈りにしてしまえば、次に生えてくる髪の毛は、髪質が変わって直毛になる。そのようなことを耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか。赤ちゃんのくせ毛もその方法で治すことができるのでしょうか。
くせ毛が「治った」ようにみえるけれど…
しばしば耳にする「丸刈りにしたら髪質が変わる」という説。実は、これは事実に基づいた説ではないのだとか。実際のところは、たとえ丸刈りにしたとしても髪質が変わることはないのだそうです。たしかに、丸刈りにしたら髪の毛がしっかりしてきた、という話も聞かれます。しかし、髪質が変わったようにみるのは、丸刈りにした時期による影響が大きいようです。赤ちゃんのときに丸刈りにしてしまえば、ふわふわとした柔らかいくせ毛は目立たなくなります。そして、再び髪の毛が生えそろってくる頃には、髪の毛の生え変わりもあって髪質がしっかりしてきます。赤ちゃんの頃よりも髪の毛に強さや太さが出てくるために、くせ毛が治ったように感じられる、ということなのかもしれません。
生え変わる毛もくせ毛になるのはどうして?
くせ毛になるかどうかは、特に毛穴の形による影響が大きいようです。直毛の人の場合、毛穴の形は円形で、毛穴も毛根も頭皮に対して垂直になっています。そのため、髪の毛もまっすぐに生えてきます。それに対し、くせ毛の人の場合は毛穴の形がきれいな円形ではなく、少しいびつな形です。中には、毛穴の中で奥のほうが曲がってしまっていたり、毛穴の向きが頭皮に対して斜めになっていたりすることもあります。そのために、髪の毛が生えてくるときにまっすぐに生えてくることができません。曲がりながら伸びてくるために、うねりのある髪の毛になるのです。たとえ丸刈りにしたとしても、毛穴の形や向きまでは変わりません。そのため、再び生えてくる毛もくせ毛になってしまうのです。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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