子どもが活発になってくると、身近な遊び場を探すのが大変になることがあるかもしれません。そんなときに気になるのが幼稚園で行われているプレ幼稚園です。幼稚園への優先入園枠があとも言われるプレ幼稚園ですが、実際のところはどうなのでしょうか。ここではプレ幼稚園の概要や通わせるメリット、通わせるときに気になるポイントを解説します。
プレ幼稚園はどんなところ?
プレ幼稚園とは、主に2歳児、3歳児といった就園前の子どもを対象に、幼稚園で行われる活動を体験するクラスです。その日の天候などを踏まえつつ室内や園庭での自由遊びをはじめ、お絵かき、粘土、絵本の読み聞かせ、おゆうぎ、歌、リトミックなどを行うところが多いです。他にも外国人講師(ネイティブ)が教えてくれる英会話などがあります。またあいさつや身支度、片付け、手洗いうがい、トイレなど、幼稚園の生活にも欠かせない活動も行います。バスの送迎や給食が提供される場合もあります。
プレ幼稚園にかかる費用
プレ幼稚園は、各幼稚園によって活動内容や、通園回数が大きく異なるため、費用も決まったものはありません。通う頻度は週1~週数日程度で、入会金が無料~30,000円程度、月謝が3,000円程度の幼稚園が比較的多くみられます。
ただし、活動に特徴のあるプレ幼稚園では、1万円以上の月謝がかかることもあります。そのようなプレ幼稚園は申し込みというよりはお受験に近くなります。プレ幼稚園に応募をしたあとに志望動機や自己PRを伝える面接があることが多いです。
また2019年から始まった幼児教育無償化によりその対象となる園もありますが、園によって異なるので事前に問い合わせておきましょう。
プレ幼稚園に必要な持ち物
プレ幼稚園に持っていく持ち物は、主に以下のようなものです。
- 上ばき
- 着替え上下1セット
- おむつ、おしりふき(必要な子どものみ)
- 帽子
最初のうちはママも一緒に活動をすることがあります。その場合には、ママ用スリッパも必要です。また、プレ幼稚園は10時から12までなど短時間で行われることが多いものの、慣れてくるお弁当が持ち物に追加され昼食をとってから帰ってくることもあります。
プレ幼稚園に通う際の服装
プレ幼稚園には、幼稚園指定の制服を着ていくこともあります。その場合はプレ幼稚園から制服一式を購入しなくてはいけないことになります。また、私服のところも多いのでプレ幼稚園に行く場合際の服装は、活動中に危険が少ないもの、破損しにくいもの、トイレ誘導などに負担とならないものを選びましょう。
たとえばフードのついた上着はひっかかって転倒する恐れがあるため危険です。また、服の素材は外で砂遊びをしても大丈夫な綿がおすすめです。女の子の場合は砂が入ったり転んでケガをしたりする可能性があるため、スカートよりもズボンやスカッツがおすすめです。
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プレ幼稚園に通わせるメリット
プレ幼稚園に行かせると費用がかかるという点はデメリットですが、1年間プレ幼稚園に通わせると、3月頃には幼稚園に通うのが楽しくなっている子どもがずいぶん増えてきます。プレ幼稚園のメリットについてみていきましょう。
子離れの練習ができる
なかには生まれてから今までほとんどママから離れたことがない子どももいます。プレ幼稚園は親子分離の練習にも役立ちます。毎日通うわけではないため、ママも子どもも少しずつ離れる練習ができます。
自分に合った幼稚園がわかる
幼稚園の方針にもよりますが、プレ幼稚園はいくつかの幼稚園を併用しても構いませんし、翌年度にプレ幼稚園に通っていたのと違う幼稚園に通園させても構いません。1年の活動のなかで幼稚園の様子がわかると、子どもにあった幼稚園かどうかが判断できるでしょう。子どもの同級生のママ友ができれば、新年度に入園したあともとても心強いですね。
幼稚園に優先入園できる場合がある
プレ幼稚園に通うと翌年度幼稚園に優先的に入れてくれることがあります。入れたい幼稚園が決まっている場合は、プレ幼稚園に行かせるのがおすすめです。しかし、人気がある場合は、プレ幼稚園に抽選や面接が設定される場合があります。さらにプレ幼稚園に入らないと入園願書がもらえないこともあるので注意が必要です。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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