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クラス替えの決め方の流れ
クラス替えは、何月ごろに行われるのでしょうか。もし要望があればいつ頃伝えるのがいいのか、スケジュール的な部分も含めてご説明します。
3月に入ったら決めはじめる
クラス替えは、3月に入ったころからなんとなく決めはじめます。学年末の通知表は3月頭には下書きが済んでいる状態にしておきたいので、その作業が終わった後、新クラスの編成を考えはじめるのが一般的です。規模にもよりますが、集中して会議を行い、数日で編成を作り、一日寝かせた後に再度チェックするようなスケジュールです。先生方は他にもたくさんの業務を抱えていますので、クラス編成だけに時間をかけてはいられません。3月の中旬には、編成が終わっているという場合が多いようです。
新担任が任命されるまで厳重保管
クラス名簿は、新担任が決まるまで厳重に保管されます。保護者にも、他の先生方にも情報が漏れないように注意しています。一度決まった編成と担任は、くつがえりません。もし変更を許してしまうと収拾がつかなくなり、いつまでもクラスが決まらない事態になりかねないからです。ただし新学年の4月中に転入などで生徒数の増加があり、クラス人数の上限を超えてしまった場合は、5月に入ってからの再編成もあり得ます。
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クラス替えで子どもへの影響は?
昨今の少子化が要因で生徒数の減少がおこっており、東京近郊でも学年で一クラスという小学校は珍しくありません。そのため小学校入学から卒業までクラス替えがない状況もあります。クラス替えの有無によって子どもたちにはどう影響してくるのでしょうか。
クラス替えあり
- 仲のよい友達と別のクラスになる
- 友だち、グループ関係のマンネリ化を解消できる
- 子ども内の印象を変える事ができる(◯◯ちゃんは意地悪、やさしい・・・)
- 内気な子は馴染むのに時間がかかる
- 居場所を見つけられなかった子どもにとってよい契機になる
クラス替えなし
- 友だち関係が変化しないため、固定化したイメージができやすい(◯◯ちゃんは勉強ができる、運動神経がよい・・・)
- 変化がないため、競争する気持ちが生まれにくい
- 運動会、音楽会などの集団教育活動に制約が生じやすい
- 苦手な友だちから離れられない
- ママ友も変わらず同じメンツ
おわりに
学校によっては、「1、2年生のうちはクラス替えを行わない」というところや、そもそもクラス数が1しかないところもあります。学校によって、会議にかける時間も決め方も違いがあります。ただし先生方が子ども同士の人間関係を重視し、有意義な学校生活が送れるよう、努力している点は、どこの学校も同じです。子どもたちには、「どんなクラスになっても自分次第だよ」とアドバイスをしてあげてください。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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