小学校側はどんな工夫をするの?
学習すべき内容が増えたからといって、勉強ばかりしていては「詰め込み型教育」の二の舞です。小学校ではできるだけ子どもの負担を減らすようにさまざまな努力をしています。
朝のうちに掃除をする
今まで掃除といえば放課後に行われるものでしたが、掃除を朝の会が終わったすぐに行っている学校があります。朝のうちに掃除をしてしまえば、授業が終わった後すぐに家に帰れますね。また、学校によっては帰りの会を削減しているところもあります。
細切れ時間を活用
ある学校では細切れ時間を活用することにしました。1コマの45分は、月曜日から金曜日までの週5日で割ると9分です。そのため1日10分ずつ時間をとって漢字の勉強時間にあてています。漢字は暗記が必要な要素もあるので、毎日コツコツ進めて反復学習の効果も期待できますね。
授業コマ数が増えることも
授業が追加されることで、読書や運動などその学校の特徴になっていた個別の活動が削減されてしまう恐れもあります。学校によって方針が異なる部分ですが、夏休みや土曜日を使ったり週に1コマ授業に数が増えたりするという変更も考えられます。場合によっては6時間授業の日が増える可能性もあります。
おわりに
ゆとり教育から一転し、国際社会にも通用できる大人となるようにと英語やプログラミングの授業が追加され、小学校の授業日数が増える予定です。対応する先生や児童たちは大変かもしれませんが、未来に羽ばたく子どもたちが2020年に改定される学習指導要領のもとでも、のびのびと成長できるといいですね。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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