待機児童問題が深刻になりつつある中、千葉県千葉市で「待機児童ゼロ」が達成されたのをご存じでしょうか?これを実現するために大活躍したのは「保育コンシェルジュ」なのです。待機児童問題はもちろん、保護者からの保育ニーズも多様化してきた現在では、これらを対応するために「保育コンシェルジュ」の導入が必要不可欠となりました。
最近耳にする「保育コンシェルジュ」って?
待機児童の問題は日本各地で取り上げられていて、働きたくても子どもを預ける場所が見つからないママにとって深刻な問題となっています。そこで、保育コンシェルジュが未就学児の預け先についての相談に応じて、認可保育所以外にも保育室や幼稚園預かり保育などといった「保育サービス」の情報提供を行っているのです。保育コンシェルジュが行っている業務は以下になります。
保育サービスに関する「相談業務」
役所にある窓口や電話等を使って保育所への入所を希望している保護者からの相談に応じて、各家庭のライフスタイルに合った保育サービスの情報を提供する「相談業務」を行っています。また、地域の子育て支援を行っている施設や乳幼児健診の会場にも積極的に出向いて、窓口以外での相談業務を実施している自治体もありますよ。
入所できなかった家庭への「アフターフォロー業務」
保育所に申し込みをしたにもかかわらず入所することができなかった家庭に対し、保育コンシェルジュがその時の保育状況や意向を確認するために「アフターフォロー」の連絡をしています。入所できずに違う保育施設を申し込みしている場合は連絡がいかないこともありますが、ほとんどの場合は、その連絡の時に代替保育施設などの情報を提供しているのです。
保育サービスの「情報収集業務」
保育サービスとは、認可保育所・保育室・家庭的保育事業・小規模保育事業・認定こども園・私立幼稚園預かり保育・一時保育・乳幼児一時預かりなどといった施設を利用することをいい、各家庭のライフスタイルに合った情報をいち早く案内することができるよう、これらの保育サービスに関するさまざまな「情報を収集する業務」があります。
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保育所や幼稚園の基本についても答えます!
保育所と幼稚園の違いや保育料、待機児童についてなど、今更人には聞けないような根本的な部分も保育コンシェルジュなら1から教えてくれます!ここでは、保育コンシェルジュが答えてくれた保育所や幼稚園についてご紹介します。
保育所と幼稚園の根本的な違いって?
児童福祉施設である保育所は、保護者の代わりに「保育を行う場所」。一方で、学校教育法に基づいた幼稚園は「幼児教育を行う場所」というように「目的の違い」が挙げられます。さらに、年齢が3歳〜5歳に達していれば入所できる幼稚園とは違って、保育所では「保育に欠ける」条件がそろわなければ入所することができません。
認可保育所以外に入所すると保育料が高くなる?
認可保育所は、世帯全体の前年度の所得によって保育料が異なってきます。例えば、横浜にある保育室では3歳未満の幼児1人に対して58,100円の上限を設け、その中で施設が保育料を設定しているのです。また、所得や兄弟構成の状況に応じて減免制度を設定している施設も多くあるので、気になる方は自治体のホームページ(HP)を見てみましょう。
そもそも待機児童ってなんのこと?
待機児童とは、定員が超過してしまったことによって認可保育所に入所することができなかった児童のことをいいます。ただし、保育室を利用している児童や育児休業中の家庭の児童などといった条件に該当する方はこれに当てはまりません。保育コンシェルジュは待機児童が50人以上いる地区に配置され、待機児童を減らす取り組みも行っているのです。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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