感性が豊かで才能あふれる人は非常に魅力的ですが、絵や音楽を習わなくても子どもの感性を育てることができるのです。ここでは子どもの感性を育む方法や、親として気を付けたいことについてご紹介します。子どもにはできるだけ感性豊かな人になってほしいと考えている方はぜひこの記事を参考にしてください。
感性が豊かとはどういうことなの?
感性は刺激することで伸びるといわれています。大人になってからも感性を伸ばすことができますが、子どものうちから感性を豊かにしておくことはとても大切です。その理由についてご紹介します。
感性は豊かに生きる力につながる
感性とはさまざまなものごとについて自分なりに感じ取り、それを自分の態度や言葉で表現できる力です。感性が豊かな人は他人やものごとについて五感全体で受け止め、自分なりに心で感じたことを率直に表現できます。学問として学ぶことものではなく、生きる力として身に着けていくものなのです。
豊かな感性は学力アップにも期待大!
感性と勉強の関係というと、美術や音楽などの芸術関係で才能を発揮するイメージがあります。しかし実際はそれだけではありません。ものごとの細かい違いに気づく能力は作文や詩などの表現力の元になります。また勉強する内容や自然現象に関心を持つことは数学や理科など理系の強化にもよい影響を及ぼします。このように、子どもの感性を伸ばすことは学校の勉強の成績アップへとつながる可能性があるのです。
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感動が大切!日常生活で感性を磨く方法
一見何もないように見えても、日常には子どもの感性を育むものがたくさんあります。大きくなれば芸術鑑賞などで感性が刺激されることもありますが、小さいうちは大人がちょっと工夫するだけで、子どもの感性を刺激できます。ポイントは「ダメ」と禁止するのではなく「おもしろいね」という声かけです。
何も持たずに散歩に出掛ける
自然や社会のできごとを感じるために、何も持たずに散歩に出掛けてみましょう。そのとき、ただ歩くのではなく子どもの興味に合わせてゆっくり歩き探索や会話を楽しむことが大切です。例えば飛行機が飛んでいたら「飛行機雲ができているね」「どこまで飛んでいくのかな?」など、発展的に想像したくなるような言葉がけが大切です。また、石や葉っぱが落ちていたら、その大きさや形の違い、重なるのか、触感はどうかなど声をかけつつ具体的に試してみることも効果的です。このように自然の中には感性を磨くための材料がたくさん隠れています。
お友だちなど他者と積極的に関わる
集団の中でさまざまなことを体験するのも感性の刺激に役立ちます。小さなうちは公園や児童館などがおすすめです。同じくらいの月齢の子どもや少し大きい子ども、小さい子どもが含まれている場所では価値観や考えの違う人たちと接することになり、思いもよらなかった刺激を受けることでしょう。なお子どもを自由に遊ばせている場合は、トラブル防止のためだけでなく「○○はおもしろかったね」などあとで会話ができるようにするためにも、子どもからは目を離さないようにしましょう。
ささやかな会話を大切に積極的に話しかける
子どもの体験を増やすために、大人は意識的に声をかけて子どもが感じていることを代弁したり、自分の気持ちを表現したりすることが大切です。産まれたばかりの赤ちゃんに対しても、「これはボールだよ」「丸くて転がるね」などささいなことでも話しかけることは感性の刺激にもとても役立ちます。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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