「放置子」という言葉を聞いたことがありますか?ネット用語のひとつであり、親に放置されている子どもをあらわしています。現在では、両親共働きでおじいちゃん・おばあちゃんとは離れて暮らす核家族世帯が増えています。今回は放置子がわが子に関わってきたときの対処方法について考えてみたいと思います。
「放置子」とは?どんな特徴があるの?
両親共働きで家に一人でいることが多い、親が育児放棄(ネグレクト)であるなどさまざまな原因によって放置子になってしまっている子どもがいます。放置子には、あるいくつかの特徴が見受けられるのでご紹介していきます。
子どもとはいえ、一般的な常識が通じない?
小さな子どもはまだ世間の常識をわかっていないことも多いです。けれど、それにしても度を越していると感じたら、放置子の可能性が高いでしょう。
例えば
- 勝手に人の家に上がり込んでくる
- 食べ物を欲しがる
- 身なりが不衛生
- 朝・夜関係なくウロウロしている
- 遊びに来たら夜遅くまで長居してなかなか帰宅しない
などがあげられます。
ある程度常識あるしつけをされていれば、子どもであっても大人の言うことに理解を示してくれるものですが、上記のようなことが何度もあるようであれば放置子の可能性が高いでしょう。
人懐っこいのは愛情不足も原因に
放置子はいつもニコニコしていて人懐っこく、愛想がいいのも特徴です。はじめのうちは仲良く接していても、徐々に「おかしいな?」と感じはじめるでしょう。同年代の子どもよりも親世代の大人に対して構ってほしい(愛情を欲しがっている)態度をとる傾向があります。
一度遊んだり、食べ物をあげたりすると、何度もやってくるようになり、粘着質な性格を見せるようになります。暴力的な部分やいじめの加害者側になることもあり、愛情不足がそうさせているのかもしれません。
合わせて読みたい
放置子についての驚くべきエピソード!
放置子は近所・ショッピングセンターなどいろんなところで遭遇する人が増えています。これまで放置子を知らなかった人にとっては驚くようなエピソード・体験談がいっぱい!ここで放置子についてのエピソードを二つご紹介します。
着る服がない!お風呂に入りたい!
同じ階に住んでいる子どもが、下着にタオルを巻いてやってきて、「着る服がない」、「お風呂に入れてほしい」と言います。話を聞けば、親が服を洗ってくれなくて、着られるような服がないとのこと。お風呂も用意してくれなくて一週間も入っていないそうなのです。この場合、ネグレクトによる放置子の可能性が高いでしょう。警察などに相談することを考えたほうがよいです。
平気でうそをつく・ものを盗む
急に自宅にやってきて、遊びたい放題。ものは投げるし、家でジャンプしまくって騒がしいし、叱るとものを投げてくる始末です。次の日におもちゃがいくつかなくなっていることに気づき、尋ねてみたら「知らない」とのこと。けれどカバンから出てきたので尋ねても「知らない」しか言いませんでした。
放置子は平気な顔でうそをついたり、ものを盗んだりする傾向があります。次に家に来た際には、親として断る勇気も大切です。
合わせて読みたい
長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。