兄弟枠を考える・有利に2人目を保育園に入れるには?
最後に、兄弟枠が強いと言われている保活において、2人目の保活を有利に進めるための方法やコツなどをお伝えします。厳密な条件などは公表されていないとは言え、先輩ママの経験談や過去のデータから作戦を練っておくと安心です。
希望する認可保育園を絞り込む
まず1つ目は、認可保育園を絞り込むことです。希望する保育園によって、入園できる条件や可能性に開きがあります。例えば駅から遠い保育園や2歳児までが対象の小規模な保育園などでは、お迎えの時間などの関係で倍率が低くなる傾向があります。絶対に入園したくても、ある程度の不便さが許容範囲であるなら、倍率の低そうな保育園を絞り込むのも保活を有利に進めるポイントです。
兄弟枠や加点を最大限に利用する
2つ目は、兄弟枠や加点を最大限に利用するということです。2人目の保活を有利に進めていくには、すでに兄弟が入園しているという実績は加点条件としてとても大きいです。また、保護者の就労条件も加点条件として大きな割合を占めています。もし保護者が早めに職場復帰出来るような環境なら、職場復帰をして加点条件を増やすという戦略も有効です。自治体によって実績の必要な時間や期間に違いはありますが、職場復帰は優先順位アップにも繋がるので有効な方法だと言えるでしょう。
保育園の年齢枠も考慮する
3つ目は、保育園の年齢枠を考慮するということです。保育園には「0歳児枠」や「1歳児枠」というように、年齢によって枠が分かれています。どの年齢に絞り込むかでも、入園できるかが分かれる部分でもあるのです。多くの場合は1歳児枠に預けたいと思うものですが、タイミングを間違えると0歳児枠でも入れなくなるケースが多いと言われています。兄弟枠も考えているのなら、1人目を入園させるときに年齢枠の倍率なども把握しておくと参考になりますよ。
おわりに
自治体によって条件に差がある保育園の審査では、1人目をいかに希望の保育園に入園させるかが大きなカギとなります。過去の加点データなどを参考にしながら、有利な保活戦略を練ってみてくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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