赤ちゃんの「おひなまき」の注意点とは?
「おひなまき」が素晴らしいアイテムだと言っても、注意点を知らずに「おひなまき」をしていると、思わぬ事故に繋がる可能性があります。
「おひなまき」をする際は、その知識をしっかりと頭に入れておきましょう。
赤ちゃんから目を離さないようにする
赤ちゃんは、時として想定外の動きをする事があります。
「おひなまき」をしている時はうつぶせになる可能性は低いですが、何かの拍子に寝返りをする事もあるでしょう。その際、目を離している間にうつぶせになっていると、窒息などの危険があります。
このような、万が一の事故を防ぐためにも、「おひなまき」をしている間は、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
赤ちゃんの足はM字にする
「おひなまき」は、足をキュッとくるむ状態になるので、先天性股関節脱臼のリスクが高いと言われています。そのため、「おひなまき」をする時は、必ず赤ちゃんの足はM字の状態か、あぐらになるようにしましょう。M字やあぐらの姿勢は、股関節に影響の出ない形だと言われています。股関節脱臼のリスクを減らすためにも、「おひなまき」をする際は足の形に注意してください。
赤ちゃんの手を出し長時間は避ける
赤ちゃんは、自分でうまく体温調節が出来ないので、手足を全部包んでしまうと体の熱を外に出せなくなってしまいます。
体温が上がり過ぎて熱中症などになるのを防ぐためにも、手は出すようにしましょう。
そして、長時間「おひなまき」をし続けるのも避けるようにしてくださいね。推奨されている使い方としては、赤ちゃんが寝つくまでは「おひなまき」をして、しっかりと眠つたらほどいてあげるのがおすすめです。
おわりに
「おひなまき」は、ママのお腹の中の状態と似ているため、赤ちゃんにとってはとてもリラックス出来る姿勢になります。しかし、体温を維持するためや股関節への影響を考えて、手を出してあげたり、長時間「おひなまき」をしないようにするなど、工夫しながら赤ちゃんの安眠を守ってあげましょうね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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