子どもが成長する中で、「歯」について気がかりな保護者の方も多いでしょう。甘いものやジュースばかりを欲しがっていると、虫歯にならないか気になってしまいますよね。
歯の悩みで、虫歯などと並んで保護者の頭を悩ませることが多いものが、子どもの歯並びです。歯並びの悪さはどうしても外見上目立ってしまうだけになんとかしたいもの。幼稚園から小学校くらいまでは乳歯から永久歯に生え変わる時代で、矯正させていいものかどうか迷うことも多いのではないでしょうか。
今回は、そんな歯並びが悪い場合の対処法をご紹介します。
乳歯の歯並びが悪くなる原因は?
乳歯は生後6カ月後から生え始め、最終的に永久歯に生え変わっていきます。親となったみなさんも、かつて小学生ぐらいのときに歯がグラグラとして外れ、知らない間に新しい歯が生えてくる経験をお持ちかと思います。
実は人間の歯並びの形成において、乳歯時代がとても重要なのです。乳歯のときに歯並びが崩れてしまうと、大人になってもガタガタの歯並びになってしまいます。そのようなことを防ぐために、「原因」を知っておく必要があります。幼少期に歯並びが悪くなる代表的な原因には、以下の四つが挙げられます。
1.柔らかいものばかり食べさせている
歯並びをよくするうえでもっとも重要といわれるのが、あごの筋肉です。よくかむことにより鍛えられ、舌と口の周りの筋肉がつき、乳歯が中央に寄り、歯並びがよくなります。
しかし、昔に比べると柔らかいものを多く食べる子どもが増えており、あごの筋肉は落ちてきているといわれています。これは洋食化の弊害と考えられています。もしそのような傾向があると感じている場合は、根菜類を摂らせるなどして「よくかんで食べようね!」と促しましょう。
2.口呼吸をしている
一見関係ないようにも思えますが、口呼吸も歯並びが悪くなる原因のひとつです。口ばかりで呼吸していると上あごが鍛えられないため、出っ歯になったり前歯のかみ合わせが悪くなったりして、歯並びが乱れてしまいます。
この原因は、鼻炎による鼻づまりであることが多く、そのせいで口呼吸を強いられている可能性があります。歯とは関係ないと思いがちですが、鼻炎の治療も歯並びをよくするポイントなのです。
3.ものをかむ癖がある
爪などをかむ癖がある子どもは、歯並びが悪くなります。何かをかむことにより、乳歯が前に引っ張られるため、1本だけ前に出るようになってしまいます。
4.ほおづえをつく
テレビなどをみるときにほおづえをつく癖を持っている子どもは、手の力が乳歯に伝わりバランスが悪くなってしまいます。もし子どもがほおづえをつくような癖を持っている場合は、注意して止めさせるようにしましょう。
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33歳。B型。既婚。
妻の妊娠を通して、赤ちゃんができる喜びを経験する。妊娠中の過ごし方や注意点など身を持って体験中。妊活については全般の記事の執筆を担当。
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