子どもは無邪気に遊んでいるだけのように見えて、人間が生きるための極意をしっかりと掴んでいます。それは大人にとっても、大変重要なことです。ここでは、"大人が子どもから学ぶべきポイント"について詳しくご紹介します。「子どもから色々と学びたい!」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子どもから学ぶ・子どもたちの特徴
子どもたちには、大人にはない3つの特徴があります。純粋で汚れを知らないからこそ、無垢な行動ができる子どもたち。彼らの特徴とは一体どんなものなのでしょうか?
子どもは素直に喜怒哀楽をあらわす
子どもはとても素直です。褒められて嬉しい時は"嬉しい顔"になり、叱られて悲しい時は"悲しい顔"がしっかりと表現されます。また、大人のように感情の起伏に制限をつけることができないため、テンションが上がりやすく、嬉しい時や興奮した時は、感情を爆発させる傾向にあるでしょう。
子どもは行動や言動、表情に裏表がなく、感情を読み取ることができるので、端から見てもすごく分かりやすいものです。
周囲を気にせずに我が道を行く
大人になると周囲の目を気にしたり、誰かに合わせて行動しようとすることが多くなりがちです。しかし子ども場合は、周囲の目を気にすることなく、自分のやりたいことをやろうとします。
"常識"というものをまだ知らないので我を通し、「好きなことをしたい」「嫌なことはやらない」としっかり意思表示することができるでしょう。
子どもたちはいい意味で型にはまらないので、自分の人生を楽しんでいます。
子どもは繰り返し同じことをする
子どもは、非常に単純な性格をしています。"楽しい!"と思うことがあれば、繰り返し同じことをするのは子どもの特徴です。
例えば本やYouTube、アニメなど、面白いと思ったことがあれば毎日でも見ようとします。
一方、大人であれば、新しいものを見ようとしたり、さらに上を追求していくことが多いと言われています。
子どもには欲がなく、好きなものがひとつでもあればいいと言う考え方は、大人にはない素敵な要素のひとつでしょう。
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子どもから学ぶ大人が気づかされる3つのこと
子どもの特徴は先程お伝えした通りですが、そこから大人は何を学んで人生に生かしていくべきなのでしょうか?
子どもから気づかされるのはどんなことなのか、考えてみましょう。
子どもは人生を楽しむ極意を持っている
子どもたちは、常に楽しいことを探しています。人形遊びやお絵かき、友達とのかけっこやままごとなど、どんな時においても"遊ぶこと"を一番に考えているのです。
一方、大人になると仕事や家事などもあり、なかなか人生の中の楽しいことに目を向けられません。特に忙しい日々を過ごしていると、自分の生活を送るだけで精一杯に感じてしまうことも多いです。
子どものように何気ない一日から"楽しみ"を見つけ出す努力から始めてみましょう。そうすることで、人生がより豊かになります。
子どもは他人の評価を気にしない
大人になると、周囲の意見を気にすることが多くなります。例えば、「自分の意見は人と違うのだろうか?」「自分の行動は間違っていないだろうか?」など、道をはみ出さないように、気をつけながら生きています。
一方、子どもたちは、人と意見が違っても気にしません。周囲の評価は気にせず、自分に自信を持って日々を過ごしています。
大人も子どもたちと同じように、周囲の意見に常に左右されることなく自分にもっと自信をつけることが大切です。
子どもは何事もチャレンジする
大人になると現実的になるので、新しいことにチャレンジする際に、「どうせ練習してもうまくいかない」「時間の無駄になるかもしれない…」などと、やる前から諦めてしまう傾向にあります。しかし、子どもは親に「練習すればできるようになるよ」と言われれば、一生懸命連取に取り組みます。
自分の可能性を信じて、何事にもチャレンジする精神は子どもから学ぶべきポイントのひとつでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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