家でもできる応急処置のポイント
家で乳幼児の事故が起きそうになった場合、突然のことで気が動転してしまうかもしれません。ここでは応急処置のポイントについてご紹介しますので、ぜひ頭の片すみにおいておきましょう。
のどにものが詰まった場合の応急処置
まずは詰まったものを吐き出させることです。1歳以下で小さい場合、腕に子どもをうつぶせに乗せて頭を下にし、背中を4~5回たたきます。1歳以上や体が大きい子どもは、子どもの後ろから両腕を前に回し、みぞおちの下あたりで片手を握り拳にして腹部を上の方へ圧迫します。
この方法を使うと、のどに詰まったものが吐き出される場合が多いでしょう。
誤飲の場合の応急処置
基本的には水や牛乳を飲ませて吐かせることです。しかし、すべてがそうとは限りません。例えばたばこの場合、何も飲ませず吐かせるようにしましょう。防虫剤などは油に溶けやすいため、牛乳を飲ませると毒物を吸収しやすくさせてしまうという逆効果に。
除光液や灯油などは何も飲ませず吐かせず救急病院へ行くことです。トイレ用洗剤や漂白剤などは牛乳や卵白を飲ませ、救急病院へ行きます。飲んだものが何か、きちんと把握することが大切です。
病院へ行く前に起きたことをまとめておく
病院で問診を受ける際に、どんなことが起きたのかをしっかり報告することが、適切な処置につながります。何を・いつ・どれくらい○○したのか、どんな症状がいつからあるのか、もしも誤飲した場合はその製品の説明書や容器を持っていくなどは必要事項だと考えておきましょう。
おわりに
乳幼児は大人が普段考えられないような行動を起こすものだと思っておきましょう。少し前までは赤ちゃんだったのに、あっという間に走り回っている…パパやママから見れば育児の時間はあっという間です。
万が一事故が起こりそうになった場合のために、今回のポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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