新一年生を事故やケガから守るには?
小学校に上がりたての新一年生を、交通事故やけが、その他の危険なものから守るにはどうすればよいのでしょうか?まず考えられることとして、交通安全に関する意識づけやルールを徹底するように習慣づけることが挙げられますが、それ以外の方法でも事故やケガから守ることができます。順を追って、それぞれの対策について確認していきましょう。
子どもに交通ルールの徹底を行う
まずは、交通ルールの徹底を行いましょう。新1年生は、まだまだ注意力や集中力が散漫な時期でもあるため、幼稚園や保育園で行った交通安全教室では不十分というケースもあります。また、小学校でも交通安全教室を行うことがありますが、これも一回だけの開催では不十分だといってよいでしょう。大人でさえも、一度聞いたことを完璧に覚えて実践できる人がどれくらいいるかというと、なかなか自信のないものですよね。それと同様に、小学校でも一度だけの交通安全教室の開催だけでは、完璧に記憶に定着させることは難しいのです。
小学校の学習と同様に「習慣に定着させること」が何よりも重要となりますので、家庭でも交通ルールの徹底を行い、実際にパパやママが時間を作って通学路を一緒に歩いてみる、というのも一つの方法でしょう。
親がお手本となって普段の通学路を歩いてみて、危険のない通学方法を教えてあげるというのもよいのではないでしょうか?
自転車は必ずサイズをチェック!
新一年生くらいの時期は一人で自転車に乗る練習をする「過渡期」でもあります。この時に自転車を新調するのがよいタイミングといえるでしょう。サイズは大きすぎず小さすぎないものを選ぶことはもちろんのこと、サドルが高すぎるといざという時に制御ができないことが多いため、ギリギリ足がつくくらいの高さにしてあげることも求められます。必ずサイズや乗り心地をチェックしてあげるようにしましょう。
校舎からの転落にも注意を
小学校に入学すると、校舎の掃除という今までにはなかったアクティビティが入ってきます。例えば、窓の付近を掃除する場合などは注意をしなければなりません。掃除中にふざけたりしているとそのまま窓際でバランスを崩し、転落してしまう可能性も否定しきれません。実際に、校舎からの転落で死亡事故なども発生しているデータがあります。校舎からの転落は、ほぼ確実に大きなケガにつながるか、それ以上の重篤な状況につながります。家庭でも徹底的に窓際でふざけることは避けるように、指導しましょう。
おわりに
小学生の中でも低学年は事故に遭うリスクが高いといわざるを得ません。小学校や通学の場面を取り巻く環境には、事故の危険が潜んでいることをきちんと保護者が理解し、子どもたちに伝えていくことが重要です。また、学校のルールや状況についても、一度保護者がその目で確認をしておくことが、事故防止になることもあるでしょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。