血のつながりだけではない家族を「作る」
成功するステップファミリーの秘訣(ひけつ)は、子どもが誰の子だからという意識を持たずに分け隔てない愛情を与え続けることに尽きますが、人によってはかなり難しいハードルとなるでしょう。自分たちにはお互いに家族になり一緒に暮らすことになるような強い縁があるのだと考えるとよいかもしれません。
愛情の違いが子どもに伝わらないように接する
自分の本当の子どもが一番かわいいと感じるのも仕方ないことでしょう。初めて子どもを持つ人なら、相手の連れ子に対する愛情との差を感じてしまうこともあります。無理せず自分の気持ちを受け入れることも時には必要です。しかしそれを覚悟したうえでの再婚ですから、無意識に子どもに順位をつけるのは仕方ないとしても、分け隔てなく接するよう心がける努力が必要です。
赤ちゃんを育てる間はうえの子の心をケアする
赤ちゃんが生まれればママは忙しくなります。相手の連れ子には少し気を遣えても、自分の連れ子のことまでは手が回らないかもしれません。でもそんなときほど自分のうえの子には、たとえ短い時間であってもきちんと向き合う必要があります。一人で抱えずにパパにもしっかり家事や子どもたちの心のサポートをしてもらいましょう。
夫婦で仲良くし、思いやりを持ち合う
子どもの気持ちを思いやり最優先するのは当然ですが、前提として夫婦が仲良く過ごすことが大切です。既に多くを経験してきた大人同士ですから、何でも話し合えるのも大事ですが、全て分かり合えるわけではないことも既に知っているでしょう。夫婦間がギクシャクしていると子どもたちも混乱します。夫婦仲がよければ居心地のよい雰囲気は自然とできるものです。
おわりに
再婚後に出産すると、自分の子どもの方がかわいい、あるいは産まれたばかりの小さな赤ちゃんがかわいいなどと、どうしても心が揺らぎがちになります。でも子どもは子どもで同じ立場ですし、一緒に生きていくことを心に決めた家族の一員です。親も完璧ではありませんが、どの子どもにも同じように愛情を注ぐための努力だけは忘れないでください。
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仕事もしながら3歳の娘の育児を頑張る高齢ママです。
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