ママ友におさがりを頂いたのだけれど、お返しは必要なの?不要なの?過度なお返しはかえって負担になるって聞いたことがあるけれど、どんなお返しをすればいい?こんなことは、ないでしょうか?
ここでは、おさがりのお返し事情について、ママの本音とベストな方法について、ご紹介します。
おさがりのお返しは必要?不要?みんなはどう思っているの?
おさがりのお礼が「ほしいorいらない」。これって人にはなかなか聞けないことですよね。ましてやおさがりをあげようとしている人にきくことはできませんよね。でも実際のところみんなはどう思っているのでしょうか?
ベネッセが運営している日本最大級の女性のための口コミサイト「ウイメンズパーク」で実際に行われた「自分がおさがりをあげる側の場合、お礼の品はほしい?」というアンケートの結果を参考に、確認してみましょう。
おさがりのお返しはほしい?のアンケート結果は?
アンケートを回答したのは6,392人。回答の割合としては、
1位 | もらえたら嬉しいがなくてもよい(どちらでもよい) | 61.7% |
2位 | ほしくない | 25.7% |
3位 | わからない | 6.2% |
意外なのは「ほしい」と回答した人がほとんどいないことです。そしてほしくないと回答した方は、全体の4分の1にも上りました。
このことからも、おさがりのお礼は必ずしも必要ではないということが分かりますね。
お返しは無くてもいいけど、あればうれしいが本音
中でも最も多い回答数だったのが「もらえたら嬉しいが、無くてもよい」と回答された方でした。
そもそもおさがりをあげる人は
- 捨てるくらいなら知人に譲って大切に着てほしい
- よろこんでもらえるだけでありがたい
という気持ちの場合が多いはず。おさがりの見返りを求めているのであれば、わざわざ無償で譲ることはせずに、フリマアプリやリサイクルショップに売りに出しますよね。そのため感謝の気持ちとしてのお返しなら、嫌な気持ちになる方はほとんどいないのではないでしょうか?
「ありがとう」の気持ちはしっかりお返ししよう
おさがりのお返しはなくてもいいと考えている人がほとんどですが、感謝の気持ちを相手に伝えることで、相手も「ゆずってよかった」と思えることでしょう。今後、仲の良いお付き合いをするためにも、贈り物をするなどしてお礼は伝えておきましょう。
ただここで大切なのが、「形(行為)だけになってしまわない」こと。体裁だけの適当な物をもらっても「そんなつもりじゃないのに…」とかえって気を悪くしてしまう方も多いそうです。
お返しをするのであれば、贈る物に「ありがとう」の気持ちを込めるようにしましょう。
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おさがりのお返しのおすすめは?いつ返すべき?
感謝の気持ちを込めるといっても、おさがりのお返しになにを贈ればいいのかわからないと悩まれる方もいることでしょう。またお返しをするタイミングも気になるところです。以下にお返しにおすすめなもの、お返しをするタイミングをご紹介します。
仲のいいママ友ならランチ、図書券をお返しに
よくランチをするような仲のママ友であれば、次回のランチ時に食事代をおごるなどでも十分。ファミレスやちょっとしたカフェだと気軽なランチになりそうです。おさがりをあげた人の中には、「物をもらうとかえって気を遣う」という方もいます。そんな方は、ランチをおごるくらいの方がかえって気を遣わずに済むようです。
また「500円くらいの図書券を贈る」といった方法もおすすめ。図書券だと「子どもの絵本を買う」という目的になるので、同じ額のデパートの商品券よりはスムーズに受け取ってくれることでしょう。
相手の好きな物やお菓子を贈るのもアリ
たくさんのおさがりをもらった場合や、しっかりとしたメーカーの洋服だった場合は、後日、相手の好きな物やお菓子を贈るのもおすすめです。ただし中には「物を頂くと、次のおさがりを渡す時に気を遣う」という方もいます。
そんな時には自分の子どもから相手の子どもへのプレゼントという形にして、お揃いの服(靴下やハンカチなどの小物)やお菓子を贈るのも素敵な方法です。直接自分にお返ししてくれる方がうれしい、子どもが喜ぶものがうれしい、人によって価値観はさまざまなので、適材適所で取り入れてみてください。
すぐに「物」でお返ししなくてもいい場合もある
もちろん「物はいらない派」のタイプもいます。そんな方には、すぐに物を贈る必要はないでしょう。物でお返しせずに、行為そのものでお返しする方法もあります。
例えば、
- 休日に子どもを預かって気分転換の時間をつくってあげる
- 送り迎えが難しい時に手伝ってあげる
- 何か困った時は出来る限り助けになる
などがあります。
特に「気分転換の時間をつくってあげる」は、毎日忙しい方にとって、何よりの贈り物となるでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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