息子を子ども部屋おじさんにしないためには?
かわいいわが子だからこそ、将来は子ども部屋おじさんにならずに立派に自立してほしいと親は思うはずです。そこで、息子を子ども部屋おじさんにしないためにできる対策をまとめました。子ども部屋おじさんにしないためには、小さい頃からの教育が大切です。
小さい頃から皿洗いなど家事を手伝わせる
自立した男性に育てるためには、小さい頃から家事をさせておくのがおすすめです。お皿洗いや掃除など、まずは簡単なことから始めて、やがて料理などもできるように教えて、将来一人暮らしをしても困らないようにしてあげましょう。小さい頃から家事をすることに慣れていれば、家のことをするのは当然という考えになり、大人になってからも一人で生活していける人に育つはずです。
大学に進学したら一人暮らしをさせる
子どもが実家を出るタイミングとして多いのが、大学進学です。遠く離れた土地に住むなら、嫌でも一人暮らしをしなくてはいけませんよね。大学進学は一人で暮らすための良い機会になるため、小さい頃から大学からは一人で暮らすんだよといっておくと良いかもしれません。もし実家から通える距離の大学に進学する場合は、卒業後は必ず家を出て行くことを約束しておくと、子ども部屋おじさんになるのを防げることでしょう。
かわいいからといって甘やかしすぎない
息子が子ども部屋おじさんになってしまうのは、本人の意思によるところがもちろん大きいですが、親がそうさせている面もあります。かわいいからといって中年になってもご飯を作ってあげたり、洗濯をしてあげたりすれば、どんどん自分では何もできない男性になってしまいます。子どもが幼い頃はあれやこれやとお世話をする必要がありますが、ある程度大きくなったら甘やかしすぎないのが愛情です。
おわりに
子ども部屋おじさんとは、中年になっても実家の子ども部屋に住み続ける男性のことを指します。相手がいず結婚できない、親離れできない、といったさまざまな理由から子ども部屋おじさんは増え、問題になっています。息子を子ども部屋おじさんにしないためには、小さい頃から自立できるようにしつけることが大切ですから、かわいいわが子とはいえ厳しさも持ちながら育てていきましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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