母子登校を解決するための方法はあるの?
子どもや彼らを取り巻く環境は、実にさまざまです。そのため、母子登校が絶対的に悪いという事はありません。しかし、子どもの発育を促すという側面から見れば、母子登校を少しずつ解決していく事も大切になります。
何が不安なのか子どもの声に耳を傾ける
まず、何が子どもにとって不安材料になっているのか、子どもの声に耳を傾けるようにすることが重要です。大人から見ると何でもないような事が、子どもにとっては不登校に繋がってしまうような重大な問題になっている場合もあります。母子登校になってしまった原因や、子どもの不安な気持ちに耳を傾ける事が、解決への第一歩だと言えるでしょう。
規則正しい生活リズムを心がける
不登校になった子どもたちの統計からも分かる事ですが、生活リズムの乱れは想像以上にメンタルへの影響が大きいとされています。深夜まで起きていたり、朝の光を浴びない生活をしたりしていると、だんだんと健康状態にも影響が出てきがちになるのです。
特に、小学校低学年のうちは、しっかりと規則正しい生活リズムを体に染み込ませましょう。
親の子どもへの関わり方を学ぶ
母子登校になってしまう原因は、子どもだけにあるとは限りません。親の家庭内での関わり方が原因となっているケースも少なくないのです。その場合は、子どもと一緒に関わり方を学んでいく必要があります。
例えば、カウンセリングなどでは、様々な方面からのアプローチに対応してもらえるので、興味がある人は相談してみても良いですね。
おわりに
母子登校は、不登校よりも表面化しづらい傾向があるため、なかなか発見出来ないケースも多いとされています。しかし、放置すると不登校に繋がってしまう危険性もあるため、気づいた時は早めに対処することが重要です。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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