学校でのいじめ問題は、いつの時代も親を不安にさせます。
さらに、最近では小学生のスマホ所有も増えていることもあり、「LINEいじめ」の被害にあうことも。
もし、我が子がLINEいじめにあってしまったら、気づくことができるでしょうか。
そして、もしLINEいじめを見つけてしまった時、親はどのようにして子どもを救い出せば良いのでしょうか。
小学生がLINEを利用する準備をしておく
中学生以上であれば、すぐに親よりもスマホに詳しくなり、親の言うことを聞かなくなります。
せっかく小学生の間にスマホを持たせるのであれば、SNSやインターネット利用に関する知識を伝えられるチャンスです。
また、スマホ利用の話合いができる親子関係を築いておくことで、LINE上で何かが起こった場合も子どもが相談しやすくなります。
親子で「ネットリテラシー」について知る
「ネットリテラシー」は、インターネットを利用する際にトラブルを回避するためのルールです。
このルールを知らないと、LINE上でお友だちに心ない言葉をぶつけられたときに「LINEのノリが分からない自分が悪いのかも」と思いこんでしまうかもしれません。
お友だちの言葉がルール違反かどうか判断するためにも、もちろん、自分でもルールを守るためにも、SNSを利用する前にネットリテラシーを学んでおくことは大変重要です。
お友だちの親と顔見知りになっておく
小学生であれば、参観日などで同級生のお母さんとも会う機会も多いと思います。なるべく、子どものLINEグループのメンバーのお母さんとは、挨拶が出来る程度の顔見知りになっておきましょう。連絡を取り合える仲であれば、さらに安心です。
相手によっては、子どもにLINEをさせることに不安があることを話してみてもよいかも。
中学生以上であればなかなか難しいですが、小学生にスマホを持たせることに不安を感じているお母さんは多く、共感してくれる方もいるでしょう。
親同士で気にし合えれば、言葉の行き違いや既読スルーなど、いじめにつながる行動を早めに見つけられるかもしれません。
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LINEいじめに気付いた時できること
スマホをやたら気にする、逆に全く見なくなったなど、子どもの様子が変だと感じたら、LINEいじめが起こっているかもしれません。
子どもにとって学校の友だちは、自分の世界のほとんどを占めていると言っても過言ではありません。
無理に聞き出して子どもが親に心を閉ざしてしまわないよう、話し合いは慎重に進めていきましょう。
学校でもいじめにあっていないか先生に相談
LINEいじめは、オフライン、つまり学校でのいじめにも繋がることも多いです。
いじめがおこったトーク画面のキャプチャ画像を印刷して担任と校長先生に証拠として提出し、学校でのいじめの有無を確認してみましょう。
先生がすでにいじめに気付いている場合もありますし、そこから調査が始まる場合もあります。学校でのいじめ認定には確固たる証拠が必要です。
ママ友や子どもの友だちにお願いして、「いつ誰が何をしたか」の証言を集めておくとともに、引き続きLINE画面のキャプチャも保存しておくと、いじめの立証に役立ちます。
そのグループのメンバーから距離を置く
いじめの加害者になった時点で、その子は我が子の友だちではありません。
本人はなかなか割り切れないかもしれませんが、自分を守るためにもいじめのあったLINEグループのメンバーからは距離を置くように説得しましょう。
LINEのグループからも退会し、相手に何を言われてもスルーして、他の仲の良い友だちといっしょに行動を。
また、習い事などに比重をおいて、学校以外のコミュニティでお友だちを作るのもいいですね。LINEやいじめグループから離れ、他に目を向けることで、少しずつ子どもの気持ちが楽になるでしょう。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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