子どもが塾通いを始めると成績アップの期待が高まりますよね。しかし、中には塾に通っているにも関わらず、成績が思うようには上がらずに、転塾を検討することもあるかと思います。ここでは、転塾の際の注意点や転塾先の塾の探し方をご紹介していきます。目標とする志望校への合格を目指して、親子で相性ぴったりの塾を探していきましょう。
転塾を決める前に現在の状況を分析する
「成績が上がらないから、塾を変える!」とすぐに決めないで、冷静にどうして成績が上がらないのかを考えてみましょう。もしかすると、転塾しなくても良いかもしれませんし、逆に転塾をする決め手がわかるかもしれません。
成績が上がらないのは、本当に塾のせい?
塾に通い始めてからどのくらい期間が経っているでしょうか。1カ月や2カ月では成績が劇的に変わることはありません。定期的にある塾内模試などの結果を数回分照らし合わせてみてから転塾を検討してみてもいいかもしれません。また、塾が出している宿題の進捗状況は把握していますか?子どもが宿題を一切していないのに、成績が上がることはないでしょう。子どもだけで宿題をすることが難しい場合は、声がけだけでなく、宿題の管理も手伝ってあげるといいかもしれませんね。また、宿題が多すぎると感じる場合は、子どもの状況に応じて、塾と相談しながら取捨選択をするのも良いでしょう。
子どもとの相性や目標に見合った塾?
集団塾の場合は、子どもが授業についていけているかどうかが重要です。ちんぷんかんぷんな状態で授業を受けても、成績アップにはつながりません。先生に相談しても、フォローがない場合は子どもと塾の相性が悪いのかも。また、目標としている志望校と塾の相性もあります。中堅校を狙っているのに、難関校を得意とする塾に通うとオーバーワークになってしまいますし、逆であっても問題です。もし、難関校を目指している子どもが塾の授業が理解できない場合は、転塾ではなく追加で個別指導塾や家庭教師を検討してみるのもいいかもしれません。
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転塾をするならどのタイミング?
転塾の意思を伝えても状況が改善されない、塾との相性が悪すぎる、不信感が拭えないなどの場合は早急に転塾に向けて動きます。まずはチラシやインターネットで情報収集をして、ベストなタイミングで転塾をしましょう。
無料体験期間を利用して、雰囲気を確かめる
大手の集団塾や個別学習塾は、冬休みや春休み、または無料の模試の後など、無料体験期間を設けていることが多いので、これを利用しましょう。実際の授業の雰囲気を無料で試すことが出来るので、転塾の絶好の機会となります。できるだけたくさんの塾を体験し、比べてみることをおすすめします。また、無料体験の後には塾長や担当講師との面談があります。正直に現在の状況を話して、きちんと話が通じるか、受け答えがしっかりとしているか、親身になってくれるかなどもチェックしましょう。
受験生になってから転塾は避けるのがベター
転塾を考え始めたのが受験生になってからの場合は、できるだけ転塾を避けた方が良いとされています。その理由は、転塾先の塾が必ずしも子どもにとって良いとは限らず、また、直前すぎてそもそも入塾自体を断られてしまうことがあるためです。もし、受験まで1年をきっているにも関わらず転塾せざるを得ない場合は、転塾先の塾と早急に連携をとり、子どもの負担にならないように受験対策を実施する必要があります。そのため、受験まで時間がない状態ならば、集団塾よりはある程度自由のきく個別指導塾の方が転塾しやすいかもしれませんね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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