「セカンドパートナー」という言葉をご存じですか?簡単にいうと、セカンドパートナーとは配偶者以外に心を許せるパートナーのことです。もちろん、両者の間には恋愛感情が存在しますから、意外と複雑な関係となります。ここでは、セカンドパートナーの詳細やメリットデメリットについてご紹介します。
セカンドパートナーの条件とは?
配偶者以外で、恋愛感情を持ちながら付き合うセカンドパートナー。悲しいときや苦しいときに支えてくれるなど、頼りになる存在です。しかし、配偶者以外の相手と時間をともにすることには、気が引けるのではないだろうかと感じる方もいるでしょう。だからこそ、セカンドパートナーにはいくつかの条件があるのです。
原則的にお互いが既婚者であること
セカンドパートナーは、配偶者以外のパートナーを持つということですから、原則的には相手も既婚者であることが前提となります。つまりお互いに既婚者という立場で今の家庭を壊したくはないけれど、恋するときめきをもう一度感じたかったり、安心できたりする場所がほしいという願いを満たしてくれる相手を選ぶのです。ただ、最近ではセカンドパートナーのどちらかが独身という場合もあり、セカンドパートナーの定義は広がりを見せています。
恋愛感情をお互いに持っていることが必要
セカンドパートナーは、ただの友達というわけではありません。セカンドパートナーを持つ目的は、パートナーとの関係がマンネリなので寂しさを埋めたい、日々に刺激がほしいなどという理由から始まります。しかし、ただの友達がこのような新鮮な気持ちにさせてくれることは難しいでしょう。そのためには、お互いに恋愛感情を持っていることが必要なのです。
体の関係は持たないことが約束
セカンドパートナー同士は、普通のカップルのようにデートをするなどして楽しみ、信頼関係を築き上げて行きます。しかし、お互いに体の関係は持たないことが鉄則です。体の関係を持ってしまうと、不貞行為となり、ただの不倫になってしまいます。もちろんキスもNGです。セカンドパートナーは精神的なつながりを大切にする関係のもとに成り立っているのです。ただ、手をつなぐのは許されていますが、あくまでも不倫の領域に入らずに付き合って行きます。
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セカンドパートナーを持つメリットとは?
セカンドパートナーは新しい価値観のもとで作られた関係性であるため、誤解されやすいこともありますが、それ相応のメリットも存在します。セカンドパートナーを持つとどのようなメリットがあるのでしょうか?
精神的に安定し、配偶者との関係が良くなる
日々生活していると、ちょっとした不満が配偶者へと溜まってしまうことがあります。そのとき、文句や不平を言ってしまうことで、配偶者とケンカになることも少なくありません。このような状態が続くと、イライラや憂うつ感で心が沈むこともあるでしょう。しかし、セカンドパートナーがいれば、家庭の愚痴を聞いてもらい、ストレス発散をすることが可能になります。不満を解消できると、家庭での出来事に寛容になれるものです。そうすることで精神的に安定し、配偶者との関係もスムーズに進むことが多くなります。
メリハリのある毎日を過ごすことができる
仕事に家事に子育てと、結婚生活はルーティンワークの連続です。自分のことは何もできないままに、1日が過ぎてしまうと感じている方も多いことでしょう。ただし、セカンドパートナーがいると話は別です。スケジュールを合わせて相手と食事に行ったり、デートをしたりなど楽しいプランが待っています。そのため日常生活にハリができ、セカンドパートナーと過ごす日のために、日々の用事も要領よくこなそうという意識が出てくるのです。
若さを保ち、美意識を高めることができる
セカンドパートナーには、恋愛感情を持っていることが前提です。だからこそ、相手にすてきだと思われたいという気持ちが高まります。そのためには、ヘアスタイルやファッションなどの身なりに気をつけるなど、相手により魅力的に映るように努力をすることとなるでしょう。結果として若さを保ち、おしゃれにも手を抜かない毎日を維持することができるようになるのです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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