赤ちゃんが生まれた家庭に、お祝いのメッセージを送りたいけれど、文章がうまく書けないと悩んでいる方はいませんか?出産は一生のうちに何度も経験することではないので、ありきたりな言葉ではなく、しっかりと気持ちを伝えたいですよね。今回は、出産祝いのメッセージで喜ばれる例文を、書き方や送り方のマナーとともにまとめてみました。
出産祝いのメッセージの書き方や送り方
出産祝いのメッセージは、いざ書こうとするとなかなか書けないものですよね。相手にお祝いの気持ちを十分に伝えることができる文章とは、どのようなものなのでしょうか?まずは書き方・送り方の基本マナーから、おさらいしていきましょう。
メッセージを書くときのマナーとは
基本的に、出産祝いのメッセージに決まった形式はありませんので、自分の気持ちが伝わるような文章を書けばOKです。ただし、一方的なメッセージになってしまわないように、お祝いの気持ちと相手を気遣う気持ちの両方を伝えましょう。メッセージを書く上で何より大切なことは、産後の疲れやストレスがたまっているママへの気遣い。相手の負担を考えて、メッセージは長文になりすぎず、返信が不要である旨を伝えてあげると、なお良いですね。
使用NG!忌み言葉は避けることが大切
忌み言葉とは、縁起が悪いために、お祝いのシーンで使ってはいけないとされている言葉のことです。例えば、「流れる・失う・切れる・消える・絶える・終わる・落ちる」などのワードは、使わないようにするか、別の言葉に言い換える必要があります。知らず知らずのうちに使ってしまうこともある言葉もありますので、メッセージを書くときは、よく考え、相手が不快に感じるような言葉はできるだけ使わないよう心がけましょう。
メッセージを送るタイミングも重要
出産後のママは慣れないことばかりで疲れているため、出産祝いのメッセージを手紙で送る場合は、ママが少し落ち着く時期に送るのがベストです。具体的には出産から7日目以降〜1カ月以内に送るようにしましょう。メッセージと一緒にお祝いの品物をプレゼントするのも良いですね。親しい友達などに対し、メールやSNSなどでメッセージを送ることもあると思いますが、その場合はそれほどタイミングを気にする必要はないといえます。
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送る相手別の出産祝いメッセージ例文集
出産祝いのメッセージは、送る相手が自分に対してどのような立場の人であるかによって、書き方も異なります。ここでは、送る機会が多い、上司・同僚・親戚、それぞれの場合について、メッセージの例文集をご紹介します。
上司など目上の方に送るメッセージ
会社の上司や目上の方に送る場合は、たとえ親しい間柄であっても、意識して少しかしこまった文章で、下記のようなお祝いの気持ちを伝えるようにしましょう。
【例文(女性向け)】
この度はご出産おめでとうございます。
母子ともに健康とのこと、心よりお祝いいたします。
産後はご無理なさらず、お体を十分休めてくださいね。
〇〇さんが職場に復帰される日を楽しみにしております。
【例文(男性向け)】
お子さまの誕生、心よりお祝い申し上げます。
ささやかではありますが、お祝いの品をお贈りいたします。
お子さまの健やかなご成長と、ご家族のご多幸をお祈りしております。
会社の同僚に送るメッセージとは
同僚との関係にもよりますが、基本的に丁寧であれば問題ありません。改まりすぎず、くだけすぎずに書くことがポイントです。
【例文(女性向け)】
ご出産おめでとうございます!
体の調子はいかがですか?
ご家族が増え、ますますにぎやかになりますね。
これからも皆さんが健やかに暮らせるよう祈っています。
【例文(男性向け)】
◯◯さん、ご出産おめでとうございます!
母子ともに健康とのことでとても安心しました。
ささやかですがお祝いの品を送らせていただきました。
これからの新しい生活が充実したものになりますように。
兄弟や親戚などに送るメッセージ
親族間の場合は、かしこまったメッセージにする必要はありませんので、お祝いの気持ちをストレートに伝えましょう。
【例文1】
出産おめでとう!
しばらくは無理をせず新しい家族との時間を楽しんでね。
落ち着いたら、みんなで遊びに来てください。
◯◯ちゃんの顔が見られるのを楽しみにしています。
【例文2】
◯◯ちゃんの誕生、おめでとう!
ついに◯◯もお母さんだね。
新しい家族の誕生を、自分のことのようにうれしく思います。
子育てで悩んだらいつでも連絡してきてね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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