庭がなくてもベランダで子どもとガーデニングを楽しむことができます。ベランダガーデニングは、子どもたちに「命」に触れる機会をつくることができておすすめです。家のベランダを活用することで、身近なところで子どもと一緒に生命の営みを感じることができます。毎日のお世話をとおして、植物を育むだけでなく、優しい思いやりの気持ちも子どもたちに育んでいきたいですね。
ベランダガーデニングに期待できる効果は?
ベランダガーデニングは、文字通り、ベランダを活用して植物の栽培をすることです。ガーデニングといっても、スペースに合わせて手軽に取り組めるのがベランダガーデニングの利点。まずは、子どもと一緒にベランダガーデニングに取り組むことでどのような効果が期待できるかについてみていきましょう。
身近なところで季節や命を感じる経験ができる
ベランダガーデニングは身近な場所でできるのが利点です。わざわざ出掛けていかなくても、ふだん暮らしている場所で植物を育てる経験ができます。思い立ったときに植物の成長ぶりを確かめに行ったり、水やりなどの世話をしたり。毎日の生活の中で身近に命や成長に触れる機会が得られるのはベランダガーデニングならではです。日を追うごとに成長し変化していく植物の様子に、親子で一喜一憂。たとえもし枯らしてしまったとしても、そこにもまた大きな学びの種があります。
子どもたちに豊かな心を育むことができる
育った花や木を見ることはあっても、それらが成長していく過程をじっくりと観察する機会はなかなかないものです。ベランダガーデニングでは、自宅のベランダという身近な場所で植物が育っていく様子をじっくりと観察することができます。植物の世話や親子の会話を通じて、植物の成長過程に興味をもち、自然や生物への関心や探究心へとつながっていくことも少なくありません。何より、「育てる」ことを通じて、他者への愛情やいたわりの気持ち、生きているものを大切にする気持ちを育むことができるところが、ベランダガーデニングに期待できる大きな効果だといえましょう。
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ベランダガーデニングを始めるには?
気軽に始められるのがベランダガーデニング。初心者でも、種やプランター、土などが一式入っている栽培セットを利用すれば、簡単に始めることができます。子どもと一緒にベランダガーデニングを始めるにはまず何から始めたらよいのか、用意したいものやおすすめの植物をご紹介します。
始めるには、まず何を用意すればいい?
ベランダガーデニングを始めるのに必要な道具は次のとおりです。
- 栽培する植物の種、苗
- プランター
- 培養土
- 鉢底石
- スコップ
- ジョウロ、霧吹き
- 園芸用ハサミ
- ビニールシート
- 帽子
- 手袋
- エプロン(スモック)
プランターは、ベランダのどこに置くかを考え、そのスペースに合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。20cm程度の深さのものがおすすめです。土はあらかじめ肥料が配合されている培養土が便利。水はけをよくするための鉢底石も用意しておきましょう。子どもの気持ちを高めるのが、スコップやジョウロ。子どもと一緒にお気に入りのものを選ぶとお世話するのが一層楽しみになりますね。日よけの帽子や、汚れを防ぐ手袋、エプロンも用意しておくと便利です。
子どもが育てるのにおすすめの植物は?
子どもと一緒に楽しむベランダガーデニングでは、子どもが好きなものを育てるのがおすすめ。中でも実がなって食べられるものは、育てる楽しさに加え収穫の喜びも味わえておすすめです。春に植えて収穫が楽しめるものとしては、ミニトマトやオクラ、キュウリ、ナスなどがあります。また、バジルやローズマリーなどのハーブも比較的育てやすいです。花が咲く植物で、比較的栽培が優しいものには、次のものがあります。
春 | チューリップ、パンジー、ヒヤシンス |
夏 | ペチュニア、アメリカンブルー、ニチニチソウ |
秋 | マーガレット、コスモス、マリーゴールド |
冬 | アリッサム、デージー、プリムラ |
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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