機関車トーマスと言えば、イギリスの架空の島ソドー島で働いているという世界観ですが、なんと!日本の静岡県でも実際にトーマスに乗れるのです。今回は蒸気を出して本物のレールを走る大井川鐵道の蒸気機関車「きかんしゃトーマス号」のチケットの取り方や楽しみ方についてご紹介します。トーマス号は実際に乗る以外にもトーマスフェアなど見どころがたくさんあります。パッケージツアーを活用しても便利ですので、静岡に行く予定のある方やトーマスの世界を満喫してみたい方はぜひ参考にしてください。(2018年2月現在)
日本でも機関車トーマスに乗れる場所がある
トーマス号が走っているのは、静岡県の中ほど島田市から川根本町にひかれている大井川鐵道の大井川本線です。トーマス号は新金谷駅から千頭駅までの37・2kmを途中駅に止まらず運行しています。
トーマス号に乗れる大井川鐵道とは
大井川鐵道は静岡の中ほどを流れる大井川の上流に電気をひいたり、木材を輸送したりする事を目的に開発されました。その後1976年にSL走行を復活させ、観光鉄道のさきがけとなっています。トーマス号は2014年に導入し、アジア初のトーマス号としてファンの間で大きな話題となりました。その後2015年にジェームス号、2016年にバーティー号(バス)が導入され、一部チケットは予約が取りづらいほどの人気となっています。
チケットの予約方法
トーマス号のチケットはローソンチケット(Loppi)で予約でき、
- 特別往復乗車チケット
- 片道乗車チケット
の2種類が販売されています。運賃は大人3000円、子ども1500円で、小学生以下の座席が不要な子どもは無料です。
例年希望者が多く抽選となっていますが、大井川鐵道の公式Twitterによると6、9、10月が比較的取りやすいとの事です。また、トーマス号には冷房がありませんが、夏休みシーズンの人気が高くなっています。夏の思い出づくりとして8月の乗車を狙うのであれば平日狙いがおすすめです。
2018年の運行スケジュール
2018年の場合は6月からトーマス号、7月からジェームス号の運行を始める予定です。なお、2017年の場合は6月から10月初旬と12月に運行されています。例年6月、7月に予約が殺到しがちなので、早めに運行スケジュールがわかるとよいでしょう。最新情報は大井川鐵道公式ホームページや公式SNS(Facebook、Twitter、Instagram)で公開されるため、あらかじめフォローしておくと便利です。
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トーマスを満喫するためのコツ
トーマス号は乗って良し、撮影して良しと魅力がいっぱいです。トーマス弁当やグッズ販売も魅力的ですが、駅周辺で行われているイベントも見逃せません。
トーマス号運行日は工場見学ができる
トーマス号の運転日は新金谷駅構内にて車両工場の見学ができます。料金は小学生以上500円で、缶バッジなど記念品がもらえます。工場見学では、出発前のトーマス号だけでなく、その日は走らないジェームス号など他の車両も展示されています。プラザロコで展示やゲーム、グッズ販売を楽しめるほか、タイミングがよければ、転車台やトーマス号に石炭を積んでいる様子が見学できます。
千頭駅ではトーマスフェアに行こう
6月から10月のトーマス号運航日にはトーマスフェアとして千頭駅構内と千頭駅から徒歩3分ほどで移動できる道の駅「音戯の郷」でイベントを行っています。入場料金は
- 千頭駅:小学生以上500円
- 音戯の郷:大人500円、シニア400円、小中学生300円、幼児無料
です。
パーシー、ヒロ、いたずら貨車、いじわる貨車の展示や、ラスティーの遊覧運転、トーマスミニSL、トーマスバッテリーカーに乗るなどしてゆったりと楽しめます。
大迫力!トーマス号が回る転車台は必見
電車は自分で向きを変えられないので、往復運転をする場合は電車を転車台に乗せて180°回転させる必要があります。トーマス号も新金谷駅からスタートして復路を走るために、千頭駅で方向転換します。転車台ではトーマス号をいろいろな角度でじっくり眺められるため、ぜひよい場所を確保しておきましょう。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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