赤ちゃんがギャン泣き。オムツ?ミルク?思い当たる理由はすべて確認。問題は見当たらないのにそれでも泣き続けられると、親としては途方に暮れてしまいますよね。小さな身体から響き渡る大きな泣き声に、泣きたいのはこっちの方だと涙が出そうになります。いつかは終わる、そう信じたいけれど、それはいつのことなのでしょうか。赤ちゃんがギャン泣きはいつまでなのか、ご紹介していきましょう。
赤ちゃんが泣きやまないのはどうして?
くつろいでニコニコしているときもあれば、全身を真っ赤にして泣き叫ぶときもある、赤ちゃん。抱っこで泣きやむこともありますが、何をしても泣き叫ぶばかりのことも。赤ちゃんがギャン泣きして泣きやまないとき、どのような理由が考えられるのでしょうか。
快か不快か、赤ちゃんの動機はシンプル
生まれたばかりの赤ちゃんには、まだ複雑な感情はみられません。感情よりも衝動に近い、漠然とした快・不快の感覚にもとづいて反応を示します。ある意味、とてもシンプルです。快適であれば穏やかな表情をしてご機嫌にしていますし、不快であれば泣きます。泣くことで不快感を伝えた赤ちゃんは、ママやパパが不快な理由に気づき対処してくれることで、安心します。泣くという呼びかけに応答して不快を取り除いてくれる。満足や心地よさをもたらしてくれる。そのような関わりがあることは、赤ちゃんの情緒にとって非常に重要なことです。
赤ちゃんが不快を感じる理由は大きく二つ
赤ちゃんが泣く理由は大きく分けて二つ、身体に不快なところがあることと、気持ちの面での不快があることです。空腹や痛み、かゆみなどの身体の不調が不快で泣く場合、その子の最大限の声で泣くという特徴があります。その子が目いっぱい全力の声でギャン泣きしているときには、何らかの身体的な異常があるのかもしれません。空腹でミルクがほしいのか、オムツがぬれて気持ちが悪いのか、どこか痛いところやかゆいところがあるのか、不快の理由をさぐって対処します。赤ちゃんが落ち着きを取り戻し泣きやんでくれるとママもほっとしますね。
合わせて読みたい
泣きやまないのは不快がなくならないから?
赤ちゃんが泣くのは、不快を感じたから。ならば、不快に感じる理由がなくなれば赤ちゃんは泣きやむように思われます。しかし、赤ちゃんが理由もなくギャン泣きし、長時間泣きやまないことがあるのも事実です。そのような場合、赤ちゃんが精神的な理由で泣いているというケースが考えられるかもしれません。
赤ちゃんが精神的な不快が理由で泣くことも
赤ちゃんは不安感や寂しさなど、気持ちの面での不快が理由で泣くこともあるようです。生後すぐ(0カ月)〜生後4カ月ごろには、ママの胎内とは異なる外界の環境に慣れず、泣いて不快を訴えることがあるといわれています。この場合にはお包みをしたり、抱っこしてゆらゆらと優しく揺らしたりすると泣きやみやすいでしょう。生後4カ月くらいからは、退屈したり何か刺激がほしかったりして赤ちゃんが泣くこともあるのだとか。また、自分の要望が通らないと激しく泣くケースもみられるようになります。この場合には赤ちゃんの興味を満たしたり、別のものに意識を向けさせたりすると泣きやむことが多いようです。
赤ちゃんのギャン泣きにはパターンがある
ところが実際のところは、赤ちゃんがどうしてギャン泣きするのかわからない、原因不明なケースが多いのではないでしょうか。このような泣きは、生後0カ月〜4カ月くらいでしたらコリックと呼ばれることもあります。子どもの発達に関する近年の研究成果によると、赤ちゃん泣きにはどうやら世界共通のパターンがあるようです。これによると、赤ちゃんが長時間にわたり泣くようになるのは、生後2〜3週間ごろ。そして徐々に増加し、生後1〜2カ月のころがギャン泣きのピークになります。しかし以降は少しずつ減少してゆき、長い子で5〜6カ月ほど、一般的には生後3カ月くらいでおさまっていく傾向が見受けられます。
合わせて読みたい
メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。