子どもが生まれたことを知るやいなや、まるで別人になったかのように孫のことで頭がいっぱいになってしまった祖父母を持つ方はいませんか?通称孫フィーバーと言われるこの状態を負担に感じているパパやママはかなり多いようです。ここでは孫フィーバーが起こる原因や孫フィーバーがつづく期間や要因、対処方法などをご紹介します。孫フィーバーに頭を悩ませている方はぜひご覧ください。
孫フィーバーはなぜ嫌がられるの?
孫フィーバーとは今までの祖父母の性格からは想像できないほどに、生まれた孫を溺愛してしまうことです。孫フィーバーには、単にうれしそうだな、と感じる以外にママやパパが負担に感じているというニュアンスが含まれることもあります。なぜ孫フィーバーは嫌がられるのでしょうか?
昔の常識とのギャップにイライラ
孫をかわいがり贈り物をくれるのはありがたいことです。しかし口移しで食べさせたり、ひな人形やこいのぼり、大量のベビー服など置き場所に困るようなものを無断で買ってしまったりなど自分たちの経験や常識だけで判断されると困ってしまいます。
また、突然訪問してきたり、〇〇家の孫、跡取りといった家制度を思わせる発言をされたりすると、まるで孫を自分の所有物のように扱っているように感じられるため嫌がられます。
義理の両親に遠慮をしてイライラ
特にまだ付き合いの浅い義理の親となると遠慮してしまうことがイライラにつながることもあります。家族であっても、義理の両親とは生活習慣やものの考え方が異なるのが普通です。
違和感があるのは仕方ありませんが、ガマンを重ねたままではその後の付き合いに影響しかねません。腹を立ててしまう自分を責めすぎず、時には自分を出しながら祖父母とうまく付き合っていくようにしましょう。
イライラの原因はママの体調の影響も
産後のママは授乳など子どもと密接にかかわることで、オキシトシンというホルモンが分泌されています。オキシトシンは幸せな気持ちや愛情を高めるホルモンとも言われ、母と子どものきずなを深める作用が有名です。
しかし最近の研究からこのホルモンは子どもへの愛情を高める一方、他者への攻撃性が高くなってしまう作用があるとわかってきました。ママが孫フィーバーを負担に感じる原因として、このような体の状況も影響しているのです。
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孫フィーバーが終わるきっかけとは?
このように状況的にもママの体調的にもつらく感じてしまう孫フィーバーですが、いったいいつまで続くのでしょうか?残念ながらいつ頃に終わるという明確な時期はありません。しかしちょっとしたきっかけで孫フィーバーは終わりを迎えることができるのです。
新しく孫が産まれて終わる
二人目、三人目の子どもが生まれると孫フィーバーが落ち着くことがあります。新しい赤ちゃんが生まれたと喜んでも、祖父母も慣れていたり、成長した最初の子どもと遊ぶのが楽しかったりと最初ほどの盛り上がりはないようです。
また、パパやママの兄弟に子どもが生まれて孫の数が増えた場合も同様に孫フィーバーが終わるきっかけになります。ただし、別の孫を対象に孫フィーバーが始まる可能性があります。
子ども成長についていけなくなって終わる
小さいうちは何をしてもかわいく感じられたけれど、成長して自我が芽生えてくると子どものわがままに対応しきれない祖父母が増えてきます。また、遊びに付き合っていても活発な動きで疲れてしまう場合もあるのです。
このように気力や体力的な観点から孫とのかかわりに一区切りつきがちなのは2歳前後のイヤイヤ期のころです。イヤイヤ期は大変ですが、それと同時に孫フィーバーが終わる時期かもしれません。
パパやママが困っているのに気づいて終わる
自分のしていることでパパやママが困っていると気づいた場合も孫フィーバーが終わるきっかけとなります。自分たちがプレゼントした贈り物で室内があふれているのを見たり、それとなく言われたりすることで気づくこともあるでしょう。
孫フィーバーが嫌がられるのは赤ちゃんを取り巻く状況が完全に共有しきれていないことが原因の1つにあげられます。祖父母が苦手になる前に、今まで以上にコミュニケーションをとり自分たちの生活の状況をお知らせしておくのがおすすめです。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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