近年、読書の時間を積極的に取り入れている学校が増えてきています。読書は子どもにとって良いことだと何となく思ってはいても、実際にどんなメリットがあるかはなかなか気付かないものです。子どもが読書をすることによるメリットにデメリット、読書好きになるための方法などについてまとめてみました。
読書好きの子どもが得られるメリットとは?
読書好きの子どもが得られるメリットは、実はすごくたくさんあるんです。その中から、これは特に重要!と思えるものに絞って挙げてみます。メリットを知ってしまったら、今すぐにでも子どもを読書好きにさせたくなってしまいますよ。
語彙(ごい)力や表現力の習得へとつながる
最初に挙げるのは「語彙力」「表現力」の部分です。本を読むことによって多くの言葉を覚えていきますし、正しい日本語に触れることもできます。
また、語彙力がつくことで、自分の気持ちや考えを伝えるための表現力も自然と身に付いてくるでしょう。小さい子どもがかんしゃくを起こすことがありますが、これは語彙力不足でうまく伝えられないことによるものとされています。
物事に集中することができる力がつく
一般的に、本が好きな子どもは集中力があるとされています。本を読むためには、まずは集中しないと内容が頭に入ってきません。
もちろん最初から集中することは難しいですが、毎日少しずつ本を読んでいくことで徐々に変化を見せるはずです。
読書とは自分ひとりの時間を過ごす孤独なものですが、それが集中力につながっているとも言えるでしょう。そして、集中力を得ることで、学校の授業や勉強にも集中できるかもしれませんね。
想像力や気持ちの面を育てることができる
本を読んでいると、その中にどんなことを描かれているのかを想像するものです。本を多く読めば読むほど、想像にめぐり合うことができます。自分の頭の中で、さまざまな状況を描いてみることで、想像力は豊かになっていくのです。
その他にも気持ちの面を育てることができます。これは本の中の登場人物などから、その心理であったり考え方であったりと。人の気持ちを知ることで、コミュニケーションにも生かせるようになってきます。
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メリット以外にデメリットはあるのか?
子どもが読書をすることによるメリットはたくさんありますが、デメリットがまったくないわけではありません。とは言っても、デメリットを知っておけば、あらかじめ注意することができます。こんなこともあるのだ!程度に受け止めておくのが良いでしょう。
運動不足や視力が低下する可能性
読書好きなあまりに、たくさんの本を読むのは決して悪いことではありません。しかし、気をつなくてはいけない点も存在します。
- 視力が悪くなる可能性がある
- 動かないことから運動不足になってしまうこともある
暗い場所や長時間連続で読書をしていたり、本を読む姿勢が悪かったりすると視力低下のリスクがあります。
読書好きな子どもに挙げられる特徴ですが、適度に体を動かすことも成長において大切です。
これらは読書が原因ではなく、普段の習慣からくるものと言っても良いかもしれませんね。
いずれにせよ、個人による心がけが大切な部分になってきます。
考え方に偏りが見られる場合もある
子どもがどんな本を読んでいるか、どんな本が好みなのか?パパやママはしっかりと把握していますか。
本に好みの傾向がある子どもも多いかもしれませんが、同じ本や似たような内容の本を読んでいることで、考え方に偏りがでてしまうなんてことも。
似たような本を読むのであれば、作者が違うものを選んでみるなどの工夫を加えることも必要です。
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家族構成 長女12歳です。職歴は大手金融機関に勤務。資格はTOEIC950点、英検1級、FP2級を持っています。
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