子どもは文字が書けるようになると楽しくなって自分の名前や家族の名前を書いて遊ぶことがありますよね。でもよく見たら文字が逆…!?なぜか鏡文字になっている…なんてことはありませんか?子どもは字を書くときになぜか鏡文字を書いてしまう性質を持っています。今回は鏡文字になってしまうメカニズムと三つの対処法をご紹介します。
鏡文字になるメカニズムと原因は?
なぜ子どもは鏡文字を書いてしまうのでしょうか。大人から見ると鏡文字を書くほうが難しいような気がしてしまいますよね。しかし子どもは難なく鏡文字を書いてしまいます。一体なぜ?子どもの脳はどうなっているのでしょうか。
発達段階にある脳では普通のこと?
子どもが鏡文字を書いてしまう原因は脳にあります。子どもの脳は発達段階にあるため、鏡文字を書いてしまうことは普通のことなのです。鏡文字を書いてしまう子どもはたくさんいます。すべてが鏡文字というよりはひとつの文字だけが鏡文字になってしまっているというケースが非常に多いのです。自分の子どもだけでは?と心配になっているお母さん、時期的によくあることなので気にしないようにしましょう。
左右がきちんと認識できていない
子どもはまだ脳が発達段階にあるため、左右の認識が難しいというのも鏡文字になってしまうひとつの原因です。上下は区別できるのですが、左右を区別するのはまだ少し難しいようです。しかも利き手がまだはっきりと定まっていないため、余計に左右の認識がしづらいと言われています。左右があやふやなので鏡文字を書いてしまうのです。
左利きの場合は鏡文字になりやすい
利き手が左利きの場合は特に鏡文字になりやすいと言われています。字を書く方向が右利きとは逆なので、左右がはっきり認識できていないことと相まってきれいに反対に書いてしまうのです。大人になると鏡文字を書くほうが難しいと思ってしまいますが、子どもは脳がまだ柔らかいので柔軟に見たままの文字を反対に書いてしまいます。
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鏡文字を早く直すための対策は?
鏡文字は直るの?と心配になるお母さんも多いと思います。間違った字をかくとなると心配になってしまいますよね。日常生活の中で鏡文字を早く直すように少しだけ意識を変えるための対策をご紹介したいと思います。
生活の中でも左右をはっきり認識させる
左右の認識が難しい子どもには、生活の中でもしっかりと左右を認識させるための声かけが重要です。例えば、「これを持っておいて」というのではなく「これを左手で持っておいて」などと左か右かを言いながら話すことで子どももだんだん左右を認識しやすくなります。家族で協力して左右をあえて意識して声に出してみましょう。
ひらがな表を目につくところに貼る
そもそも最初から正しい文字を覚えさせるためにひらがな表を部屋の目につくところに貼っておくというやり方もあります。文字自体をきちんと認識させれば鏡文字を書くことも減ってくるのではないかという考え方ですね。そのためにひらがな表を家の壁やお風呂の壁に貼って一緒に読みながらひらがなを覚えさせるようにしましょう。
間違えても優しく教えてあげよう
いくら教えても鏡文字になってしまっているのなら、「正しい字を書きなさい!」と怒るのではなく、「反対になっているよ」と優しく声をかけてあげましょう。自分の字が鏡文字になっているということを子ども自身もきちんと認識することで意識して正しい文字を書こうとするはずなので問題ありません。怒らないことが何よりも大切です。
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20代後半のコンサル系OL。キャリアアップを目標にしながらも結婚や出産、子育てに対する興味関心は高め。将来のお勉強の意味も込めて、子育てに関する耳寄り情報を皆さんにお伝えできればと思います。
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