産まれたときはつるつるすべすべのお肌だったはずが、生後1カ月が過ぎようとする頃からプツプツと湿疹が出始めたり、よだれが出始めると同時に口の周りがかぶれてしまったりすることもあります。たいてい抵抗力のつく1歳頃には徐々に治っていきますが、できるだけ早く治してあげたいですよね。ここでは、赤ちゃんのよだれかぶれや湿疹が出たときの対策法を六つご紹介します。
乳児期に発症するよだれかぶれと湿疹とは?
赤ちゃんといえばよだれを垂らしているイメージがありますね。それは元気な証拠です。ただし、赤ちゃんの肌はデリケートなため、口の周りに付いたよだれのためにかぶれや湿疹がでることがあります。さらにかゆみや違和感もでてくる赤ちゃんもいます。
なぜよだれは出るの?いつまで続くの?
赤ちゃんのよだれが出る時期はだいたい決まっており、個人差はありますが、離乳食が始まる前の生後2カ月頃と乳歯が生え出す生後7カ月頃です。よだれの原因は、口を閉じることができないからであることと、唾液を上手に飲み込むことができないからです。また、よだれには雑菌から赤ちゃんの繊細な体を守る重要な役割がありますが、1歳を過ぎる頃には抵抗力が付き諸機能が発達してくるのでよだれはおさまってきます。
なぜ湿疹は出るの?いつまで続くの?
乳児湿疹も個人差はありますが、たいてい生後2週間を過ぎたころから出始めます。ママの女性ホルモンの影響が強く残っていて、皮脂が多いため肌の表面や毛穴に皮脂が詰まって湿疹ができやすいのです。また、赤ちゃんは汗かきなので汗も湿疹を悪化させる原因になることもあります。たいていは1歳になる頃には自然治癒しますので、清潔さを保っていれば心配はいりませんよ。
よだれかぶれと湿疹の主な症状は?
よだれかぶれのなりはじめは口の周りだけですが、悪化してくると赤くジュクジュクとしてきて頬まで広がっていくこともあります。また、たいていよだれが出るとスタイを付けますが、スタイで首元が擦れてかぶれを起こすこともあるので注意が必要です。また、湿疹には赤くプツプツとした新生児ニキビと呼ばれるものや、黄色っぽい塊のようなものができる乳児脂漏性湿疹があります。
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すぐに実行!よだれかぶれと湿疹対策
赤ちゃんによだれかぶれや湿疹が出てしまったときは、慌てる必要はありません。赤ちゃんの肌が敏感で弱いために、どうしても何かとトラブルはつきものです。ここでは、真っ先に実行できるよだれかぶれと湿疹対策をまとめてみました。
気になったら医療機関を受診しよう
乳児期の肌トラブルは成長するにつれきれいに回復しますが、赤く腫れあがり明らかに症状が悪化して赤ちゃんの機嫌が悪いようであれば、医療機関を受診することをおすすめします。赤ちゃんの肌は敏感な上、言葉が出ないので判断が難しいですね。医療機関を受診すれば、適切な塗り薬を処方されますので指示通り塗ってあげましょう。
乾燥や湿気を防いで快適な部屋作りを
お肌のトラブルの原因は、赤ちゃんも大人も乾燥が原因です。夏場はクーラー、冬は暖房機器の影響で部屋が乾燥してしまいます。室内が乾燥している場合は、加湿器を設置するようにしましょう。また、梅雨場にジメジメとして湿気が多いと、赤ちゃんが不快であることはもちろん、カビやダニの発生の原因となって将来アレルギー体質を作り出す一因にもなりかねません。快適に過ごせるよう工夫が大切です。
母乳育児ならママの食事に気をつけよう
母乳はママの健康状態や食事がそのまま反映されます。脂っこいものや甘いもの、乳製品などの摂取は母乳の質を悪化させる原因になります。よだれかぶれや湿疹の原因が関係している場合がありますので、赤ちゃんの肌の状態が思わしくないときは、控えめにしてみましょう。また、ママの食事内容と赤ちゃんの肌の状態をチェックして、何をしたら良くなったか、または悪化したかを記録しておくと、今後の参考になりますね。
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ケーキづくりと旅行が大好きな母です。本業と執筆活動頑張っています!
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