ブラック夫・エネ夫かどうか見分けるための三つのポイント

子育てをしない夫
古今東西、夫婦の数だけいろいろな悩みがあるものです。夫婦というのは、お互いに助け合い、人生を共に生きるパートナーであることが理想とされます。子育てにおいても、配偶者がもっとも頼れる存在であるべきなのですが、残念ながら必ずしもそうでないこともあるのです。そのような背景のもと「ブラック夫」や「エネ夫」といった言葉も生まれています。そこで今回は、ブラック夫・エネ夫とはどのような旦那さんのことをいうのか、自分の旦那さんがそうなのかどうかを見分けるためのポイントなどをご紹介します。

ブラック夫エネ夫の語源は?一体どんな夫?

ソファーで寝ている旦那
夫婦間の不満や問題を表す際に、さまざまな造語が生まれています。ほとんどがインターネット上でのやり取りの中で発生するもので、インターネットの普及に伴い派生している、現代ならではの現象といえそうです。なんとなくわかるけど、実際にはどんな意味があるのかよくわからない…中にはそんな言葉もありますよね。そこでまずは、ブラック夫やエネ夫という言葉の意味について説明します。

ブラック夫、キーワードはワンオペ育児

法外な残業や激務をさせて給料は十分に出さない、などのような労働基準法を逸脱している企業をブラック企業と称しているのは、昨今よく耳にします。ブラック夫は、まさにブラック企業の「夫版」です。ブラック夫を語る際にキーワードとなりそうなのは「ワンオペレーション育児」です。夫婦がそろっているのにも関わらず育児全般を妻が一手に担っていることを、俗にワンオペ育児と呼んでいます。ブラック夫というのは主に、育児をまったく手伝おうとせず、妻がどんなに大変そうにしていても自分のことを最優先している、自己中心的な夫のことを指します。

エネ夫、命名の背景はネットのある一文から

インターネット上の某有名掲示板内に書き込まれた「真のエネミーは配偶者」がエネ夫の直接の語源といわれています。英語のエネミーの日本語訳はズバリ「敵」。つまり、本当の敵は配偶者、ということですね。本来一番の味方であるはずの夫が敵とは、なんとも切ない話ですね。このような言葉が生まれる背景には、なにか都合の悪いことが起これば庇(かば)うどころか妻のせいにする、妻をまるで奴隷のように扱う、そんな夫が現実に増えているということを示しています。エネ夫行動は、特に夫の両親、妻にとってはしゅうとやしゅうとめらを間に挟んだときに生じやすいのが特徴です。妻にとって、自分一人だけが他人という状況の中、自分側についてくれない夫、まるで敵であるかのような夫と生活するということは、とても孤独で、つらいことです。

内容が重複する部分も多いブラック夫とエネ夫

ブラック夫にエネ夫、その内容には重なる部分も多いです。ポイントは一言でいえば、夫がいかに「自己中心的」か、ということでしょう。自分の家庭や子どもをもってもなお、自分本位な考え方が抜けきらず、どこか幼稚さを感じさせる夫。両親からの自立が遅れがちな日本ならではの現象なのかもしれません。身体は成人していても、精神的に成熟しきれない大人が多いということなのでしょうか。

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こんな兆候に注意!旦那さんは大丈夫?

義父母と旦那
ブラック夫とエネ夫に共通するのはとにかく「奥さんが大変!」ということです。日々忙しく過ごす中で「こんなものか」、「うちだけじゃないよね」と諦めている奥さんも多いのではないでしょうか。子どものため、生活のため、自分が我慢すればいいと思っている方もいるでしょう。でも本当にそれでいいのでしょうか?ここではブラック夫・エネ夫か、そうでないかを見分けるためのポイントを三つご紹介します。

1.まったく味方になってくれない!なんでも「妻のせい」

なにか困った問題が発生したときこそ助け合うのが夫婦本来の姿のはずなのですが、大事なときに限って「自分のせいじゃない、お前が悪いんだからなんとかしろよ」と一切関知しようとしない夫。特に子育てに関して、この傾向は顕著です。「主に子育てをしているのは妻なのだから、子どもの問題は母親である妻の責任」と責任転嫁します。あれこれと口出しだけはしてきて、いざというときの責任は丸投げするような夫はブラック夫・エネ夫の素質があると言えそうです。

2.妻が病気のときすら助けないのに自分の不調は大騒ぎ

特にブラック夫に多いタイプですが、妻が体調不良で家事や育児が普段通りこなせないようなときですら、手伝うということをしません。「具合が悪いんだ?わかった、じゃ自分の夕飯は自分でなんとかするから」と自分だけお弁当を食べていたりします。家事や育児を代わりにやろうなんていう発想はまったくありません。自分のことしか考えられないのです。それでいてタチが悪いのは、自分の具合が悪いときはあれやってくれ、これをやってくれと大騒ぎで、ほったらかそうものなら怒り出す始末です。男は子どもだから…という言葉をよく耳にしますが、ブラック夫やエネ夫の場合は「子どもだから」で片付けられるようなかわいいものではありません。

3.話を聞かずに逆切れ!話し合いができない

そのような夫と生活を共にしていると、現実的に困ること、大変なことが多く発生します。やむにやまれず、そのことを注意したり、直してほしいとお願いしたりすると途端に逆切れ。相手の言い分を聞く耳をいうものをもっていないのです。大声で威圧、とき暴力にまで発展することもあります。とにかく話し合いにならないので、状況は一向に改善しません。このような傾向・兆候がみられたら、もしかしたらブラック夫やエネ夫かもしれませんよ。

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