春は年度が替わり、節目の季節でもありますね。新生活に心躍らせる前にやって来るのがお別れですね。卒園、引っ越し、転勤、3月はさまざまな理由でお別れをしなければならないことがあります。今回のテーマはずばり「別れのあいさつ」です。別れ方ひとつでも、後々の付き合い方は変わってきますよね。心に残るよい別れのあいさつをご紹介いたします。
上手なお別れのあいさつ方法【先生編】
お子さんが幼稚園や保育園などに通っている場合、卒園時にみんなで先生にメッセージカードや色紙の寄せ書きを送ることが多いのではないでしょうか。どんな文章で感謝を伝えたらよいのでしょうか。
感謝の気持ちをつづろう
「今までありがとうございました」だけではあまりにもシンプルで心がこもっていない印象を受けてしまいますね。どんな小さなことでも、お子さんが「先生がこういうことをしてくれてうれしかった」と言ったことなど、具体的なエピソードを交えながら感謝の気持ちを書きましょう。
もちろん、お子さんのエピソードではなく、ご両親がしてくれてうれしかったこと、支えになっていたことなどを書いてもよいです。上手に書こうと意識する必要はありません。素直にうれしかったこと、感謝していることを文章にしましょう。
手紙を書く際のポイント
- 字は手書きで丁寧に
- ネガティブなことは書かない
例:これから先生に頼れなくて不安です など - 先生との思い出を具体的に書く
- 子どもの写真を貼るのもOK
- 下書きをしてから本番の用紙へ
- 色付きのペンでカラフルに
- 子どものフルネームも書こう
これらのことを頭の片隅に入れて書いてみましょう。何年か経ち先生がメッセージを読み返したとき思い出してもらえるように、子どもの写真を貼りフルネームで名前を書いておくのがおすすめです。
またどんな用紙を使用するかにもよりますが、書くのは黒いペンで書いたメッセージのみ、だと暗い印象になりがちです。文字は色付きのペンで書いたり、周りにペンで装飾したりすると華やかに見えます。ただし、読みにくくならないように注意です。
また、メッセージカードは卒業にふさわしい季節感のあるものや花を添えたデザインがいいでしょう。桜やコスモスなどがピッタリです。色合いはこれからの新しいステージにあった明るい色調がおすすめです。ネットでは卒業祝いのメッセージのテンプレートのサイトもあるのでのぞいてみてはいかがですか。
例文一覧
子どもが話してくれたうれしかったエピソードを盛り込む場合
〇年間、本当にお世話になりました。感謝してもしきれない思いでいっぱいです。保育園(幼稚園)から帰ってくると息子(娘)はいつも○○先生の話をしていました。とても楽しそうに話すその顔を見ることができ、○○先生がいてくださって本当によかったと思っております。明日から先生の「おはようございます」の笑顔が見られなくなると思うと、とても寂しいです。お世話になってばかりの〇年間でしたが、息子(娘)にとっても私にとっても大切な時間でした。これからの先生のご活躍とご多幸をお祈り申し上げます。今まで本当にありがとうございました。
育児をサポートしてくれたことへの感謝を述べる場合
「困ったことがあったらいつでも相談してくださいね」。初めてお会いしたときに先生が私にかけてくださった言葉です。先生が覚えていらっしゃるかどうかはわかりませんが、私はその言葉にとても救われました。言葉を覚えた娘(息子)は先生と遊んだことを、家でよく話してくれました。私だけではなく、娘(息子)も先生に助けられていたと思います。入園から卒園までの期間、先生のおかげで安心して過ごすことができました。本当に感謝しております。これからもお体に気を付けて、お元気でいてください。ありがとうございました。
贈り物はNG?
「手紙と一緒に贈り物を…」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。結論から言うと贈り物はNGではありません。しかしながら、保育園や幼稚園という場において先生はあくまでも仕事としてお子さんを預かっている立場です。お子さんのお世話をしたり、保護者の方の状況を気にしたりすることも職務と言えます。そのため、気持ち程度の贈り物にとどめることがよいでしょう。花束などは保護者全体で渡す可能性もあるので、筆記用具やハンカチなど実用的なものがおすすめです。
あまり高価なものは控えましょう。
そしてコロナ禍ということも踏まえ、食べ物、手作りのものなども控えた方が無難です。
また、先生に個人的な贈り物をするときはなるべく大勢の前では渡さないようにしましょう。中には用意してきていない人もいるので、気をつかった方がよいですね。
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