妊娠中、おなかの中の赤ちゃんの姿は健診時に確認できますが、それ以外の時には様子が分からず、赤ちゃんが元気なのかどうか気になることもあるかもしれません。そんな不安な時に、赤ちゃんの心音がきけたら少しでも安心できるのではないでしょうか。今回は家でも赤ちゃんの心音がきける、おすすめの聴診器をいくつかご紹介します。
聴診器で胎児の心音はきこえるの?
妊娠初期には、羊水の周りに羊膜という厚い膜があるので、ほとんどきくことはできません。妊娠7カ月を過ぎる頃からは、おなかに聴診器をあてると人によってはきこえることもあります。大事なポイントは、胎児の位置にきちんと聴診器をあてられるかどうかです。
心音確認ができるのはいつ頃から?
従来の聴診器なら、妊娠17~18週くらいからきこえるようになります。超音波を使って心音をきくドップラー聴診器の場合は、妊娠10~14週くらいから、遅くても妊娠14週までにはきくことができるようです。心音確認と混同されやすい心拍確認は、赤ちゃんが順調に育っているかを判断するために行われるもので、エコー検査の画面上の点滅で確認できる、心臓の動きのことです。
心音がきき取りやすい位置はどこ?
妊娠中期の場合は、おなかのかなり下の方からきこえる場合が多いようです。少しずつおへその左下から下にずらしながら探してみましょう。陰部に近いところまで移動するときこえることもあります。妊娠後期の場合は、胎動で蹴られるおなかと反対側のおなか、胎児の背中側にあたる場所に、聴診器をあててみるときこえやすい場合があります。
心音がききやすくなるコツはあるの?
いざ心音がきこえたと思っても、本当にこれが心音なの?と迷ってしまいがち。胎児の心音は大人より早めで、1分間に150回ほどです。臍帯(さいたい)音や腸の音も場所によってはきこえてくるので、そのような音がきこえない状態や時間の時に試すのがポイント。空腹時の腸が動いていない時、夜などに静かな部屋で横になり、横からおなかを触りながら、赤ちゃんの背中の方向から聴診器をあてていきましょう。
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手軽で使いやすいおすすめの聴診器
妊娠7カ月頃から使える聴診器は、安価なものから医療用の高価なものまで幅広くあります。同じシリーズで2人同時にきくことができるタイプもあり、パパや上のお子さんと一緒に使いたい方にはそちらもおすすめです。
ローズマダム「心音ちゃん」シングル
ローズマダムの「ここねちゃん」は、一人で心音をきくシンプルなタイプです。2人で同時にきくことができるダブルタイプもあります。目安として妊娠7カ月を過ぎてからの使用がおすすめです。きこえ方には個人差があるので、実際の心音の判別は難しい場合があります。リラックスして何度も試してみましょう。
FOCAL スーパースコープ内バネ
フォーカルコーポレーションのスーパースコープは、軽量で高機能の内バネモデルです。肌にあてた時に冷たくないようにノンチルカバーが付いています。ダブルヘッドのベル面は、心音など低音をきくのに適しているので、妊婦さんにおすすめおすすめです。チューブの色も10種類の中から選べるので、おなかに聴診器をあてるのがより楽しく感じられそうです。
3M リットマンクラシックIII
アメリカの有名な聴診器メーカーリットマンの商品。押さえつける力の加減で低・高周波音の切り替えができて便利。周りの音を遮断するチューブとイヤーチップが使われているので、より集中して心音を探すことができます。少々価格は高いですが、実際の医療現場でも使われているスタンダードな聴診器です。
エコノミーS CK-A603AT
低価格を重視するならこちらの聴診器がおすすめ。カラーは9色とバリエーションが豊富で、1,000円前後で購入することができます。高価な商品より付け心地は劣りますが、聴診器としての性能は十分。
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12歳サッカー小僧とうさぎ×2とハムスター×1のママです。毎日もふもふ癒されています。
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