子どもがゲームに興味を持ち始めると、どんどんのめり込んで親が止めるまでやめられない・・・特に男の子のママは心配することが増えるかもしれません。目が悪くなったり、変な習慣がついてしまったりしないかな?と悪影響ばかりを考えてしまいますが、実は1日1時間以内であればゲームは子どもにとって良い影響があるという研究結果もあると言います。それは本当なのでしょうか?
「ゲームは1日1時間」は本当だった
かつて、ゲームの達人で有名な高橋名人が「ゲームは1日1時間」と提唱したことが話題になりましたが、それは正しかったということがオックスフォード大学にあるプリビルスキ博士の研究チームの発表によって明らかになりました。
オックスフォード大学が証明!1日1時間なら好影響
イギリスにて、10歳から15歳の子ども1000人を対象に生活や友人関係における満足度調査を行った研究では、ゲームを全くしない子どもに比べると、ゲームを1日1時間目安でする子どもの方が生活面において満足感を得ており、社交的な面があるという事実が発表されました。一見「引きこもってしまう」という印象もあるゲームですが、社交的という言葉と結びつくとは少し驚く方もいるかもしれません。
比較結果!ゲーム時間によって変わる子どもの特性
さらに、ゲームで遊ぶ時間が1時間以内の子どもと、1時間以上の子どもと比較をすると、また異なる特性があることが分かりました。ゲームをする時間が1時間以内の子どもには、生活満足度が高く社交的であり、複数人でプレイすることにより幸福感や一体感を抱きます。それに比べて1時間以上ゲームで遊ぶ子どもは、注意力散漫で落ち着きがなくなるという結果となりました。
しめつけ厳禁!ある程度の自由時間は必要
この結果を見ると、ゲームに「一人でどっぷりのめり込ませる」のは良くないですが、他人との社交のツールにもなるゲームを1時間以内という節度ある時間で行い、その他の活動も怠らなければ、逆に良い影響があると言えるのでしょう。やみくもに「ゲームは悪」と決め付けず、成長の一つの要素だと捉える必要がありそうです。
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子どもにゲームを与える際の親の心得
1日1時間以内であれば、ゲームは子どもに好影響という事実が明らかになりましたが、「1時間」を守らせるには意外と大変そうですよね。子どもも大変ですが、親も覚悟を決めることが大切です。どんな約束や心構えをしておくべきか、紹介します。
ゲームは子ども同士のコミュニケーションにもなる
ゲームを持たせると決めたら、親もゲームに対する偏見を捨てて寛大な心で見守りましょう。ゲームは子どもたちにとって、話題の中心となり、コミュニケーションをとるための重要なツールの一つです。また、ゲームにより社会のルールを学ぶシーンも出てくることでしょう。何事も経験であり、もしその中で良くないものがあればそれをきっちり教えて守らせれば良い、と考えましょう。
持たせるのは「約束を守れるようになってから」
いつ頃からゲームを与えて問題ないか?というのは悩むところですが、子どもが「約束を当たり前に守るという習慣がついてきてから」が望ましいでしょう。1~2週間ほどお試し期間を設けて、「おやつは宿題を片付けてから」「このおもちゃは食事の後しかやっちゃダメ」など、ゲーム以外の遊びで約束が守れるかを見守ってみて判断すると確実そうです。
親も一緒に約束を守る覚悟を決める
子どもと約束したら、その1時間は子どもの自由にやらせてあげましょう。ゲームの内容がくだらなくても嫌事は言わずに見守り、1時間の約束が守れたら「えらいね」と褒めてあげましょう。約束をしたからには親もその約束を守る姿を子どもに見せ、辛抱することが重要です。また、親の都合で「今日はいいよ」と例外はあまり作らない方が良いでしょう。「この前はやらせてくれたのに、なんで今日はダメなの」と子どもが混乱してしまいます。
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お酒が好きですが育児もがんばっています。
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