加湿器に使う水は水道水とミネラルウォーターのどっちが赤ちゃんにやさしいの？

寒くて乾燥する冬の時期は、赤ちゃんの風邪やインフルエンザ感染が心配ですよね。赤ちゃんのいる部屋の乾燥を防ぐために、加湿器を使っている方も多いのではないでしょうか。そんな時、加湿器に使う水は、水道水とミネラルウォーターのどっちがいいのかと迷うことがあるかもしれません。実際、赤ちゃんにとってどちらの水がやさしくて体に良いのか、調べてみました。

まずはそれぞれの水の違いを知りましょう

それでは水道水とミネラルウォーターの違いとは何でしょうか？水道水は何となく信用できないとか、ミネラルウォーターは体に良さそうなどのイメージが先行し、その違いをはっきりと認識している方は意外と少ないかもしれません。まずはそれぞれの水の違いについて理解しましょう。

生活に不可欠な水道水の特徴とは？

私たちにとって一番身近な水道水は、浄水場で河川水などをろ過し殺菌されたもので、水道管を通じて各家庭まで届いています。水道水はヒ素・フッ素・亜鉛などの成分の含有量について厳しい安全基準をクリアしています。また殺菌成分である塩素を添加することも義務付けられており、そのため長期保存しても雑菌が繁殖しにくくなっています。

ミネラルウォーターの特徴とは？

ミネラルウォーターは地下水や湧き水などの天然水に殺菌処理やミネラル調整を加えた水を、ペットボトルなどの容器に入れて販売しているものです。水道水よりミネラル分が多く健康に良さそうということで購入する人も多いのですが、その安全基準は水道水に比べるとゆるく、ヒ素・フッ素・亜鉛などの全ての含有成分において2倍以上、なかには5倍を超える基準値になっているものもあります。殺菌成分が含まれてないため、開封したらすぐに飲みきってしまわないと雑菌が繁殖してしまいます。

水道水よりミネラルウォーターの方が安全？

現代人には、水道水は安全性に疑問があり、ミネラルウォーターはナチュラルで安全というイメージを抱いている人が少なくありません。しかし味はともかくとして、安全性については圧倒的に水道水の方が高いのです。それは前述した通り水道水には塩素が含まれ、雑菌が繁殖しにくいからです。この塩素は人体に有害なわけではなく、また空気に触れるとすぐに揮発して抜けてしまいます。

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家庭で使用するその他の水について

最近は水についてこだわりを持つ人が増え、水道水をそのまま利用する人は少なくなっています。浄水器を使ったり、特に近年人気の出てきたウォーターサーバーを設置したりする家庭も増えてきました。これらの水にはどういった特徴があるのでしょうか。

浄水器を利用した水の特徴とは？

浄水器を通した水道水を利用している家庭も多いでしょう。前述したように水道水は安全性が高いですが、何となくそのままでは抵抗があるとか、味が苦手という理由で使用する人がいます。蛇口に取り付けて使うものや、ポット型のものなどがあり、活性炭を利用したものは塩素を吸着してくれるため味は良くなりますが、その分雑菌が繁殖しやすくなります。

最近普及してきたウォーターサーバーの水は？

本来業務用として使われてきたウォーターサーバーですが、安全でおいしい水を飲みたいという需要の高まりで家庭用のものが急速に普及しつつあります。

ウォーターサーバーのメリットは以下の点。

冷水と温水がすぐに使える
ペットボトル水の箱買いが不要になる
ボトルは備蓄水にもなる
美味しくて安全な水が飲める
おしゃれ家電としてインテリアにも

反対にウォーターサーバーのデメリットは以下の点。

サーバーのセルフメンテナンスが必要
費用がかかる
注文ノルマがライフスタイルに合わない場合も
設置スペースが必要

デメリットはありつつも、手間なく冷水と温水が使用できる点が魅力です。

※引用：ウォーターサーバーがある暮らし

地下からくみ上げて使う井戸水は？

現代では少ないかもしれませんが、地方などでは昔ながらの井戸水を利用しているという家庭もあるでしょう。しかし当然ながら管理をきちんとしていない井戸水は、安全性に疑問があります。井戸を所有している方は年に一度水質検査を受けるようにしましょう。また水道水のように、殺菌されていないため雑菌が繁殖しやすくなります。

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