加湿器に使う水は水道水とミネラルウォーターのどっちが赤ちゃんにやさしいの?

加湿器に使うのに最適の水とは?

加湿器を顔に当てる子ども
それでは加湿器に使用するのに最適の水とはどれなのでしょう。飲用のミネラルウォーターを加湿器にも使っていいのでしょうか?赤ちゃんの風邪やインフルエンザ感染を予防し、健康を守るための加湿器ですが、正しく使わないと逆に赤ちゃんの健康を損ねてしまうこともあるので、しっかりと認識しておきましょう。

ポイントは雑菌の繁殖しにくさにある

一番確実なのはお手持ちの加湿器の使用説明書を確認することです。現在販売されている加湿器のほぼ全てで水道水以外の水は使用不可となっています。その理由は、水道水以外は雑菌の繁殖を抑えるための処理が行われていないからです。ミネラルウォーターも当然飲用するために加熱殺菌などはしてありますが、開封後に雑菌の繁殖を防ぐ処理はしてありません。

加湿器がもたらす「加湿器病」の怖さとは?

加湿器は水を何らかの形で空気中に放散し湿度を上げますが、その際水に発生したカビや雑菌も室内にまき散らしています。そのカビや雑菌を長期間吸い込むと「過敏性肺臓炎」というアレルギー性の肺疾患を引き起こすことがあり、これが一般に加湿器病と呼ばれています。発熱・咳・全身の倦怠感・呼吸困難などの症状があり、対処を怠っていると慢性化し治らなくなることもある怖い病気です。

雑菌を特にまき散らしやすい加湿器とは?

加湿器には安全のため水道水以外は使用できませんが、スチーム式の場合は水を加熱殺菌した後に水蒸気にして放出するので、加湿器病の危険性は低くなります。ただし熱くなった吹き出し口を赤ちゃんが誤って触らないよう注意が必要です。最も危険性が高いのが超音波式で、水を超音波で振動させて放出するだけなので雑菌やカビをダイレクトに空気中にまき散らしてしまいます。どのタイプの加湿器を利用するにせよ、水道水は毎日交換し、掃除やお手入れをこまめに行いましょう。

おわりに

抵抗力の弱い赤ちゃんの健康を守ることは、親にとって最大の責任であり関心事です。しかし風邪やインフルエンザ予防のために使っていた加湿器も、使用する水の違いによっては大変な病気を引き起こしてしまうのです。これからは正しく加湿器を使い、乾燥する長い冬を乗り切りましょう!

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