よいことばかりとは限らない?立ち会い出産のメリット・デメリットとは

妊婦と夫
近年、よく耳にするのが、夫が出産に立ち会う「立ち会い出産」。しかし、実際に立ち会い出産を経験した夫婦の話を聞くと立ち会ってよかった、もしくは後悔したと意見がわかれるようです。それは夫婦の間で立ち会い出産のイメージが大きく違ったことが原因の一つです。ここでは立ち会い出産のメリットとデメリットをご紹介します。立ち会い出産の予定がある人や興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

現代の立ち会出産事情について

出産前の妊婦
昔は、男子禁制といわれていた女性の出産現場ですが、最近ではパパママ二人の子どもということで、一緒に苦しみを分かち合うという意味や、いかに女性が大変な思いをして子どもを産むのか、ということを旦那さんにも知ってもらうために立ち会い出産が広がりました。

立ち会い出産の賛否両論について

日本で立ち会い出産が行われるようになってからまだ20年足らずといわれています。妻が頑張って出産している姿を見ることや、産まれた直後の赤ちゃんを目の当たりにできるのは、感慨深いものです。しかし、その一方で、分娩(ぶんべん)室に入ってきても何の役にも立たない、ボーっと突っ立てるだけで邪魔!などの意見も多くあるのが実情となっています。

70%の男性が立ち会いは無理という現実

立ち会いたくないという男性の多くの意見が、「できれば見たくない」というものでした。しかし、この「見たくない」という意見には、邪魔になってしまいそうだから・・・とか、痛々しい妻の姿を見ていられる自信がないという意見が大多数を占めており、女性に配慮した意見が見受けられます。男性は、血を見ることに弱いといいますが、理由はなんであれ、素直に首を縦に振りづらい現実があるようです。

立ち会い出産に臨むのは妻のため

実際に立ち会い出産を経験した旦那さんたちですが、やはり20代の夫婦が一番多いようです。そして、意外だったのが子ども以前に妻のことを考えて立ち会い出産をしている男性がほとんどだったことです。「妻が頑張っている姿に心を打たれた」ということで、産後は以前より優しく接することができるようになったという意見も多く聞かれます。

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立ち会い出産のメリット

手をつなぐカップル
妊婦さんにとって、分娩(ぶんべん)室に1人で入っていき、出産の瞬間を迎えるというのはとても不安なものです。その時に、夫が妻をしっかりと支えることができれば、2人の関係性はとても良好なものとなるでしょう。立ち会い出産を経験することにはどんなメリットがあるのでしょうか。

今後の夫婦関係にも大きく影響

立ち会い出産を経験し、よかったと感じている夫婦の多くは出産に感動したと言われています。実際、分娩(ぶんべん)室で感動して泣くのは妻よりも夫の方が多いようですね。夫の涙で妻も感動し、この人と結婚してよかった、この人がパパなら大丈夫と家族の絆を深めることができるのです。家族が増えて新たなスタートをきる感動の瞬間を共に過ごしたことは、その後の家族としての成長にも大きく影響します。生命誕生の瞬間は一生に何度も立ち会えるものではありません。わが子が誕生した感動を夫婦で分かち合えるということは、かけがえのない経験になることでしょう。

妻に安心感と心の安定を与えられる

夫が立ち会い出産に臨んでくれるということは妻に安心感を与えられるというメリットもあります。夫がそばにいることで妻も安心感を得てリラックスして出産をすることができるということから、積極的に立ち会い出産を勧めている病院も多いです。妊婦のほとんどは赤ちゃんに会える瞬間を楽しみにしていますが、同時に経験したことのない出産の痛みに不安を感じています。そんな時に最も信頼している夫がそばにいることで、妻の心の支えになることができます。つまり、立ち会い出産は妻の不安を半分にし、感動を2倍にすることができる出産方法と言えます。

父性が芽生える最初の一歩に

立ち会い出産をした夫が感動と共に味わうのが、赤ちゃんに対する責任感です。女性は妊娠中の体の変化で徐々に母性を育んでいきますが、男性はなかなか父という実感が湧かないことが多いです。しかし、わが子が産まれる瞬間に立ち会うことで、視覚や触覚、聴覚などの感覚で赤ちゃんを認識することになります。その体験から強く責任を感じ、父性が早く目覚めると言われています。仕事で忙しく、子育てに積極的に参加しにくいパパならなおさら、親子の絆を一層深める効果が期待できます。実際、立ち会い出産をした家族は児童虐待件数が少ないというデータもあります。

また、陣痛の時から腰のマッサージをしたり水分補給の手伝いをしたりして妻を支え、頑張っている姿を見ることで妻に尊敬の念を覚えたという意見も多いです。母の偉大さを痛感し、感謝の気持ちが芽生えるというメリットもありますよね。

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