共働きで一番貯蓄できるのは子どもが8歳までの時期だった!

貯蓄する家族
子育て中は何かとお金がかかります。教育資金や自分たちの老後資金など将来のために備えるなら、子どもの年齢を意識して貯蓄計画を立てましょう。夫婦共働きの世帯では、一番貯蓄がしやすいのは子どもが満8歳(小2)までの時期です。貯蓄のゴールデン期を逃さず、賢く貯めていきたいですね。こちらでは子どもの年齢と貯蓄の関係性、そして子持ちママが意識したい節約ポイントをご紹介します!

子持ちママ・パパは貯蓄がかかせない!?

大学までの教育費
子どもを授かったときから、あれよあれよと出ていくのがお金。ベビーグッズやイベント、習い事など出費がかさみますよね。支出が増える一方で、将来を見据えるとまとまった貯蓄が必要です。子どもが成長して進学するにあたって教育費がかかります。そしてその額は、決して少ないものではありません。

高校までで1000万円越え!?教育費問題

文部科学省によると、幼稚園入園~高校卒業までにかかる教育費は、すべて公立に通った場合で約540万円との結果。一方すべて私立の場合は約1770万円です。公立・私立での差が目立ちますね。
これらの支出は年によって大きく変動します。例えば塾代・習い事代は学年による違いが顕著。学校外活動費は公立なら中学3年生がピークで年41.6万円。私立は小学6年の76.4万円がピークです。いずれも受験対策の年は費用がかさむようです。つまり、子どもの年齢・学年によって家計の状況は大きく変わるのです。

高校卒業後もまだまだかかる!教育費用

高校卒業以降も、進学するとなるとさらに出費がかさみます。こちらも進路や通学条件などによって個人差がありますね。

大学費用など

大学受験をする際、当然ですが受験料が必要です。複数校を受験するとその金額は数十万円にものぼります。また滑り止め校を押さえるための入学金にも数十万。第一志望に受かり滑り止め校を辞退したとしてもこちらは返金されません。

そして入学後、学部にもよりますが国公立なら年間65万円前後、私立なら136万円ほどかかります。テキストなどの教材費も自己負担です。
入学後は単位が不足して留年すれば一年分の費用が追加。浪人を選択すればその年数分の予備校費用などが発生します。

下宿代

通学のために一人暮らしをした場合、住居費用と生活費がかかります。一般的な大学生の場合、自宅通学より年間50万円前後余分に費用がかかります。

海外留学費用

語学習得のために海外留学するなら1カ月の滞在で50万円~。物価が高い国では100万円越えのケースもあります。

上記と並行して、マイホーム購入代や老後の資金作りなども考えなければなりません。お金がかかるイベントは山積みです。そこで、貯めどきを逃さず賢く貯蓄することが大切なのです。

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共働き家庭なら!貯めどきは満8歳・小2まで

貯金する女性
受験や進学には多額の出費がともないます。お金がかかる年齢にさしかかる前に貯蓄をしておきたいですよね。夫婦共働き世帯の場合、貯蓄がはかどるのは子どもが満8歳まで、小学2年生までの時期です。年齢別に出費と貯蓄の状況を予想していきましょう。

0歳~1歳は貯蓄のスタート時期!

赤ちゃんが生まれたら、いざ貯蓄スタート!子育てで忙しく「それどころじゃない!」という人も多いかもしれません。しかし子どもができた以上、この先どんどん出費はかさみます。今のうちにしっかり貯めておきたいですね。

出費のポイント

ベビー用品、衣服、家具などをそろえる費用がかかります。お祝い事関連の出費も無視できません。赤ちゃんの身の回り品はお古を譲ってもらうなどして、節約しましょう。

貯蓄のポイント

ママは産休・育休中で収入ダウン。しかしママがお休みしている間は保育料がかかりません。また児童手当が月額1.5万円(第1子・1人当たり)もらえるのも大きいですね。ママが職場復帰する前の乳幼児期は貯蓄のスタートアップ期です。この時期にしっかり貯める体制を整えておきましょう。

貯蓄のゴールデン期は3歳~8歳まで

子どもが保育園に入園して間もなくは保育料がかさむ一方、ママは時短勤務で収入は控えめ。貯蓄が一時的にペースダウンします。しかし、保育料が無償になる3歳以降は貯蓄のゴールデン期に突入!3歳~8歳(小2)までは一番貯蓄がしやすい時期です。

出費のポイント

0歳~2歳は保育料が高めに設定されている自治体が多く、家計を圧迫します。ママは家庭と仕事の両立が大変で、外食費などもかさむでしょう。小学校に入学する6歳以降は食費やレジャー費用が増えていきますが、子育てにかかる出費そのものは抑えていけそうです。

貯蓄のポイント

保育料が無償になる3歳以降は貯蓄のゴールデン期。特に小学校入学にともなう出費がひと段落した、7歳~8歳(小2)は支出の谷間です。年齢的に塾代やレジャー費用も抑えめなので、このチャンスを逃す手はありません。

子どもが9歳以降の家計はどうなる?

貯めどきは8歳までと聞いて「その後はどうなるの?」と疑問に思われた方もいるでしょう。子どもが9歳(小3)以降、はレジャー費・食費・学習費などが年々増加していきます。

レジャー費用

子どもに体力がつき、遠出や泊まりがけでの旅行などイベントが増えていきます。楽しい半面、懐具合が心配ですね。

食費

年々増えていく食費。内閣府調査によると11歳(小5)で年額30万越え、1歳時点のおよそ2倍になります。

塾代、習い事代

受験対策のために学校外の学習費用が増えていきます。学童保育が10歳未満に限られている自治体では、放課後の居場所として塾や習い事をさせるケースもあるでしょう。また、スポーツ系の習い事に入部すると道具代、ユニホーム代が発生します。

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