食料品の保存や調理にも利用できるジップロック。一度封を開けたら密封できない物の保存や、料理の下味をつけたりそのまま冷凍保存したりととても便利です。
1回使っただけで使い捨ててしまうのはもったいないと、再利用する人も多いのではないでしょうか?何度か使える場合もありますが、保存する食品によっては、使い捨てしたほうがいい場合も!「使い捨て・再利用」「再利用の方法」「ジップロック以外の保存パックについて」の三つに分けて、ジップロックの使い方を解説します。
ジップロックは使い捨て?再利用?
ジップロックは再利用できる場合と、使い捨てたほうが良い場合があります。中でも一度生物を入れたジップロックは洗っても菌が残る場合があるので、再利用はやめましょう。
食料品を直接入れるなら使い捨て。再利用は避けよう
ジップロックの袋は丈夫だし、密封するジッパーの部分も一度で捨てるにはもったいない。破れたり壊れていたりしないなら、再利用したくなりますよね。しかし一度食料品を入れたジップロックは、衛生的にみて使い捨てたほうが安心です。特に直接食料品を入れたなら、目に見えない菌が付着している場合があるので、もったいないと思っても捨てましょう。ジップロックを販売している旭化成は、衛生上安全に使うために、ジップロックの使い捨てを推奨しています。
生物を入れたジップロック、3回洗ってもサルモネラ菌検出
テレビ番組で、一度使用したジップロックに付着する菌についての実験が行われました。生の鶏肉を入れたジップロックを、使用後に洗剤を使い丁寧に3回洗いましたが、2日後に検査すると「サルモネラ菌」が検出されたのです。キレイに洗ったように見えたジップロックですが、完全に洗い流すのはやはり難しいと言えるでしょう。一度生肉や魚介類などの生物を入れたジップロックは、使い捨てることをおすすめします。
加熱・冷凍も死なない菌
完璧に洗い流すことが難しい菌もあれは、加熱や冷凍に対して強い菌も存在しています。生肉も生魚も、加熱すれば菌は死ぬと考えている人が多いのではないでしょうか。しかし加熱に強い菌は、高温で長い時間かけなければならない場合もあり、一般的な調理で排除するのは難しいこともあるんです。生鮮食品を冷凍保存することも多い現代ですが、冷凍も注意が必要です。冷凍で活動しなくなった菌は、加熱することでまた活発化してしまう危険性があります。
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ジップロックをキレイに再利用する方法
食料品を直接入れたら使い捨てがベストですが、直接入れないのなら再利用できることもあります。ジップロックを再利用するときの方法をまとめました。
一度使ったジップロックは洗う
どんな物を入れても、一度使用したジップロックはキレイに洗いましょう。汚れが少ない場合は水洗いになりがちですが、やはり洗剤を使用するのがおすすめです。ジップロックを裏返しにして、底や側面の折り目までしっかり洗剤で洗いましょう。折り目の部分は汚れがたまりやすいので要注意です。洗った後はしっかり乾かすことも重要ですよ。
ジップロックを再利用するならラップも並行使用
ジップロックに入れる前に、食料品をラップで包んでおけば、ジップロックに直接汚れはつきません。ラップと並行して使うと、ジップロックの再利用がしやすくなるんです。しかし前記したように、生肉や魚介類を入れたジップロックの再利用はやめましょう。ラップを使って直接付いていないとしても水分が出てしまうこともあるので危険です。
食料品を直接入れない。お菓子は既存容器を活用
ジップロックを再利用するなら、どんな食料品でも直接入れることは避けましょう。ハムやベーコン・お菓子などは、既存の袋をそのまま利用して、さらにラップをしてからジップロックに入れるのがおすすめです。既存の袋を使うことでジップロックは汚れず、ジップロックで密封することでより保存効果がアップします。
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30代前半:パートもしている兼業ママライター「いちの」です。夫・小2長男・年長次男・年少三男の5人家族。前職は医療事務で、第一子妊娠を期に退職。現在は、子育て・収納・金融系の記事をメインにライターのお仕事をさせていただいています。読む人に寄り添ったわかりやすい文章が得意です。家族との時間・子どもとの時間・自分の時間、すべてを大切に、気持ちに余裕を持って暮らすことをモットーにしています。
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