同居ストレスから逃げられない場合は?
同居を解消したいと何度話し合ったとしても、上手く行かないケースもあります。
しかし、ストレスを感じる状況が長引くほど心と体は限界に近づいてしまうため、状況を変えていくといいでしょう。
生活する時間帯を変える+極力外出
義母の生活時間と自分たち家族の生活時間をずらすことで、「義母がいない時間」を作ることができます。
そうすると、ゆっくり過ごせる自分の時間を確保しやすいと言えるでしょう。また、極力外出をすれば顔を合わせる時間を減らせるため、おすすめです。
セカンドハウスを契約し、心の安定を保つ
現在義母と同居している家とは別に、セカンドハウスを契約することで最低限の時間のみ義母がいる家に行くことができます。そのため、ストレスは大きく減るでしょう。
費用面が気になるところではありますが、離婚を前提にセカンドハウスの契約を相談したところ実際に夫から了承してもらえ、契約につながっている人は一定数います。
「離婚の選択」で前向きに歩いていく
離婚の選択は非常に勇気が必要ですが、心と体の限界を超えてしまっては元も子もありません。実際に、家族や親戚との折り合いの悪さから離婚を選ぶ人もいます。
もし、悩んでいる場合は、弁護士などの専門家に相談してみるといいでしょう。法的観点からアドバイスをもらうことで、「これなら離婚を選ぼう」「もう少し様子をみよう」などと判断でき、心が軽くなるかもしれません。
おわりに
義母との同居は経験した人にしかわからないからこそ、他人に相談するのは気が引けてしまうかもしれません。しかし、1人で抱え込んでしまうと、ストレスが溜まっていく一方です。
そのため、実の親や第三者に相談し、自分自身が不調を抱えないよう冷静に動くといいでしょう。ストレスが最小限になる選択をし、納得できる日々を過ごす努力をすることが大切になります。
ピックアップ
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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