駅直結マンションといえば高級で、「ステータスの一つ」といったイメージがありました。しかし、最近は都心部ではない地域の駅にも駅直結マンションが建ち始め、昔ほど手が届かない存在ではなくなってきています。また、駅直結マンションは普通の家とは立地が異なるため、特徴も大きく違います。ここでは、駅直結マンションの特徴やメリット、デメリットについてまとめてみました。
駅直結マンションの特徴とは?昔と違う?
始めに、駅直結マンションの特徴をまとめていきましょう。昔は手が届かない存在だったかもしれませんが、今では限られた方以外でも住めるようになってきています。今後の住居の候補になるかもしれませんね。
好立地に建つ高級マンションだった
一昔前は駅直結マンションといえば、港区や中央区といった一等地に建てられたものでした。地価が高く、さらに駅から徒歩0〜1分という好立地から価格が高いのはいうまでもありません。いわゆるタワーマンションで、デザインもオシャレなことからお金持ちでなければ住めず、駅直結マンションに住んでいることがステータスになることもありました。一般庶民には、まず住めないと思われていたのです。
一等地以外にも建設されるようになった
昔はステータスとされていた駅直結マンションですが、だんだん都心の一等地以外にも建設され、今は大阪や福岡などいろいろな場所で見られるようになりました。こうしたところに建てられた駅直結マンションは、都心ほど価格も高くないため、ほんの一部の人しか住めないということもなくなってきています。それに伴い、駅直結マンションはだんだんと私たちの身近なものになってきているのです。
住居だけではなくお店も入っている
駅直結マンションは住居スペースがあるのはもちろんですが、駅直結という好立地から商業施設が入っていることが多いです。飲食店やアパレルショップはもちろんのこと、最近は駅内に図書館や保育施設が入っている駅も増えています。お店があると体調が悪いときでもすぐに食料や薬などを買いに行くこともできるので、とても便利です。この便利さも駅直結マンションが、憧れの的になる一つの要因となっているのでしょう。
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駅直結マンションのメリットは?
駅直結マンションに住むことはステータスになるだけではなく、他にもメリットがあります。そこで、駅直結マンションのメリットをご紹介しましょう。これを知れば、駅直結マンションに住んでみたいと感じることでしょう。
悪天候でも雨にぬれずに家に帰れる
駅直結マンションのメリットといえば、やはり雨にぬれずに帰れることでしょう。駅から家までの移動が全て屋内で済んでしまうため、大雨でもぬれることはありません。台風や雪で外を歩くのが危険なときでも、安全なのがうれしいですよね。勤務先も駅直結オフィスビルなら自宅から会社まで外に出ずに通勤できてしまいます。花粉の飛散シーズンには花粉を吸い込んでしまうことも少なく、髪の毛や洋服に花粉が付くことも回避できるでしょう。
女性や子どもが帰宅時間を気にしなくていい
家に帰るときに気になるのが防犯です。閑静な住宅地は通勤、通学の時間帯以外は人通りが少ない場所もあります。特に女性や子どもが夜遅くに帰るときは、不審者に襲われないか心配になりますよね。しかし、駅直結マンションなら駅から家まですぐに着きますし、帰るまで常に人通りもあるので安心です。帰宅時間を過度に気にしなくていいので、行動の幅も広がりそうですね。駅直結マンションは好立地なだけに普通の家と比べて値段は高いですが、家族の安心を保証できると考えると、決して高くはないのかもしれません。
どこに行くにも楽
駅が近いので出掛けやすくなります。駅から遠いと荷物を持って徒歩や自転車、バス移動などで駅まで行かなくてはいけませんが、その労力と時間が必要ありません。子どもと一緒に遊園地やショッピングに映画館…すぐに電車に飛び乗ってフットワークが軽く外出可能。食事をするときも電車ならお酒を楽しむこともできます。
子どもの通学時間が短くてすむ
子どもが中学校、高校と通学に電車を使うなら、駅直結はなにより好都合ですね。ただでさえ勉強や部活、アルバイトと忙しい学生生活を送るであろう子どもにとって通学時間が短いことはありがたいことですし、親としても駅直結なら安心できるはずです。
電車が止まってもすぐに家に帰れる
電車通勤をしている方が避けられないのが、電車の遅延や運休です。どこかで事故やトラブルが起きたり、天気が悪かったりすると電車が止まってしまいます。せっかく駅まで来たのに電車が動かないと時間をつぶすのが大変ですし、家まで帰るのも面倒です。しかし、駅直結マンションに住んでいれば、すぐに帰宅できて電車が動き始めるまでリラックスして待つこともできます。電車トラブルはよくあることだからこそ、駅直結マンションに住んでいると便利ですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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