結婚を機に仕事を退職し、ブランクを経て再び勤めを始めようという方は、まずは履歴書を書くところからスタートしますよね。履歴書の書き方はさまざまありますが、やはり好印象なものを書いておいて損はないでしょう。ここでは好印象な履歴書の書き方についてご紹介します。
好印象の履歴書を書くコツをご紹介!
履歴書は採用面接を受ける上で非常に重要なアイテムとなります。会社や働く場所によっては書類選考で履歴書から審査が行われるケースもあるなど、採用面接がよければすべてよし、ということではありません。まずは好印象な履歴書を書いて、次のステージに進む必要があります。ここでは好印象な履歴書を書くコツを見ていきましょう。
細部まで気を配って記入すること
多くの場合履歴書は直筆で書く必要がありますが、それだけに細かいところにその人の性格が出ます。面接官や採用担当者は履歴書の細部まで見ることが多いので、きちんと気を配って記入するのが印象のよい履歴書を作るコツとなります。また、印鑑もきちんと真っすぐ押印するようにしましょう。あまりにも曲がっている、あろうことか逆さまに押印していると印象はバツです。また、印鑑・ペンのインクが乾くまではこすったり、ファイルに入れたりしないでおきましょう。写真はなるべく最近撮ったものをきれいに貼り付け、清潔感があり襟がある服を着用した写真にしておきます。また、住所は建物の名前や号室まで省略せずに記入するのもポイントで、いい加減な性格ではないということをアピールできます。
過去の職歴を詳しく書くことも大切
できる限り過去の職歴を詳しく書くようにしましょう。もちろん、結婚前の職業についてもきちんと書くようにしてください。採用担当者や面接官はその人がどれだけ新しい職場で即戦力になれるか、ということを重視するケースもあります。自分にどのようなキャリアや職歴があり、そしてどのような現場で活躍してきたか、ということをきちんとアピールすることも大切なポイントです。採用面接は自分のアピールの場ですから、過去の職歴という非常に大きな部分は余すところなく記しておきたいものですね。
特技や志望動機を上手に活用する
なぜこの職場を希望しているのかなどの志望動機も、上手に活用することによって大きなアピールポイントとすることができます。また仕事に関係する特技や、仕事に関係なくとも周りから褒められるような特技があれば、それも履歴書に記入してみるのもよいでしょう。もちろん、あまりにもくだけたものはNGですが、思わぬところで特技がある、ということで採用につながるケースもあります。また、希望の勤務地や希望勤務時間も明確に書くようにしてください。条件が分かりやすいと採用担当者が採用しやすくなるというメリットもあります。希望勤務地や勤務時間を書かないとせっかく採用されたとしても、勤務条件で折り合いがつかずに早期退職につながってしまう可能性があるからです。
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ブランクは本当にネック?困ったらここを押さえよう
結婚や子育てなどによりブランクがあることは、本当に新しいキャリアを形成していく上でネックになるのでしょうか?もし採用面接でブランクがあることで困ってしまったら、押さえておくべきポイントを覚えておきましょう。
ブランクで経験がなくて困る?本当にそう?
ブランクで経験がなくて困るかどうかは、あくまでも採用側が決めることですが、決して悲観したものではありません。「子育て中は何もしていない」などと自信を失う必要はないのです。例えば、子育て中に勉強したことがあればそのことを、妊娠中に取得した資格などがあれば、そちらを記入してみるというのもよいでしょう。また、現在新しい仕事やキャリアに向けて勉強中の資格などがあれば、そのことを履歴書に書いたり、面接の時に伝えたりしてみるのも一つのポイントです。
応募職種と関係のあるアルバイトも職歴に書こう
一般的にアルバイトを職歴としてよいかどうかは賛否の分かれるところですが、半年から1年以上の長期にわたって携わってきた仕事がある場合は、それもぜひ履歴書に記入しましょう。それも、立派な職歴なのです。また、応募先の仕事内容と関係がありそうなアルバイトについては、積極的に記入しておいて損はありません。この業界で働いた経験があるならば、こちらの業界でもうまくやっていけるだろう、と判断してもらえる材料にもなります。また仕事でなくとも、ボランティアなど人生経験や趣味が生かせる仕事先であれば、自己PRに盛り込んでみてよいでしょう。
ブランクがあっても大丈夫?採用担当はどこを見てる?
採用担当は、意外と応募者側とは違った視点で採用面接を行っています。具体的には、きちんと働ける人柄かどうかという部分を重要視することが多く、特に主婦のパートやアルバイトの方を採用する際には、この部分を最重要視するケースが多いと言っても過言ではありません。また、募集している仕事内容と本人のスキルがきちんとマッチしているかどうかもチェックしますが、本当に働く意欲があれば問題ないケースも多くあります。あまりにも条件が折り合わない場合には、事前に採用見送りとなることもありますが、ブランクがあることだけで採用見送りになるわけではありません。さらに女性の多い職場では、職場の雰囲気と本人が合いそうかどうかというのも重視します。やはり職場の内部で人間関係にトラブルがあると、それが大きな問題に発展してしまうこともあるからです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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