生活費は赤字確定?単身赴任中に心配なこと
お金が出ていく一方で、なんとも気重な単身赴任でしょうか。生活費の問題は日々の暮らしぶりに直結するから大きな悩みの種ですよね。単身赴任生活をスタートさせるうえで、意識したい点とはどんなものでしょうか。
単身赴任の初期費用と維持費用で…生活費は大赤字
引っ越し代やマンションの契約費用、家電を買いそろえるなど、新生活には出費がつきものです。
そして月々の生活費を総合すると結局のところ単身赴任で生活費はアップし、赤字状態というケースが多いようです。夫側の生活費はもちろんですが、妻と子ども側も日々の節約が欠かせないでしょう。夫婦で楽しむ前提で契約した動画の有料配信や外食の頻度など、見直す機会かもしれません。
生活費より危機的な問題とは?単身赴任と家族のピンチ
「なんとか〇万円以内でやりくりして欲しいなぁ」「〇万円以上は、とても渡せない!」などなど、家計を預かる妻としては切実な願いです。しかし、節約志向もいきすぎるとストレスがたまります。
筆者自身の話ですが、単身赴任の父は電車代を節約するためにバイクで片道4時間かけて(自宅に)帰省していました。日々の疲れに加えて移動の疲れで、玄関についた時点で不機嫌さMAXの父。家族の喧嘩が絶えない時期でした。
単身赴任中は家庭内の不和が起こりやすく、それまでの感覚で立てた節約プランを実践できるとは限りません。夫の単身赴任が決まったら一時的には貯金を切り崩してしのぎ、子どもが大きくなったら妻も仕事を増やす。そんな風にして乗り切るご家庭が多いようですよ。
おわりに
単身赴任中は生活費も大幅アップ。妻は夫がいない分、子育てを一人でまかない家計管理と夫へのフォローなどなど、気が抜けません。
いっぽう夫は…悠々自適で良いなぁ、とも思えますが、家族から離れての生活は気苦労も多いようです。単身赴任の延長で離婚に至る夫婦もあります。
なお、今回は取り上げませんでしたが単身赴任中の夫が妻に生活費を渡さなくなるケースもあります。夫が給与の振込先を変更し生活費がもらえなくなったら、専門家に相談のもと婚姻費用の請求することとなります。夫婦円満にまさる財産はありませんね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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