同居の生活費負担は最初にルールを決めておく
子どもが生活費を支払うにしろ、親が負担するにしろ、同居したばかりに生活費のことでギクシャクしたくはないですよね。こんなはずではなかった!と感じないためにも、同居の話が出た際にきちんとお互いに伝えるべきことは話しておくことが重要です。
子どもと親の考え方をすり合わせよう
子どもと親は家族に変わりはありませんが、ライフスタイルやお金などに関する価値観がお互いに違う場合も大いに存在します。
例えば、親の家に子どもが同居する際に、自分たちがすべての生活費を支払うことに抵抗があるケースもありますし、子どもの家に親が住む場合でも、生活費は子どもが出すべきだと考えている人もいるでしょう。そのため、同居をする前に子どもと親のそれぞれの意見をきちんと確認し、納得したうえで同居を始めることが必要になります。
また、生活費負担のこと以外にも、どちらがお金を管理するのかも決めておいてくださいね。
生活費負担の割合を柔軟に変更することも重要
同居を始める際に、子どもと親の生活費の負担について決めることは大切ですが、同居をするうちにお互いの収入が増減したり、健康上の問題などが出てきたりすることもめずらしくありません。お互いの経済状況や生活状況が変わった時には、もう一度お互いに今後の生活費負担の割合を検討することが大切です。ケースバイケースで柔軟に対応しましょう。
おわりに
子どもと親が同居すると、生活が楽になったり、精神的な支えになったりするメリットがあるものです。しかし、いくら子どもと親と言っても、生活するために先立つものはお金になります。お金は深刻な問題に発展しやすいので、同居をすると決めたら事前に生活費の相場の情報収集や、お互いの今後に向けて話し合う機会を持ちましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。