子育て支援員になるにはどうしたら良い?
さて、肝心の子育て支援員になるにはどうしたら良いでしょうか?「複雑な勉強をしないといけないの?」「家事や育児に追われて資格の勉強なんて出来ない!」と不安に思われている方もいることでしょう。しかし、「子育ての現場を支援したい、貢献したい」という気持ちがあれば、誰でもなることが出来るのです。その方法を、詳しくご説明します。
子育て支援員になるには研修を受けること
子育て支援員になるためには、各自治体が指定している研修事業所で研修を受ける必要があります。研修は全工程で20時間程度であり、修了すると子育て支援員として認定されます。国家資格を取得しなければならない保育士よりもハードルが低く、これから新しいキャリアを築いていきたいという人にとっても、大きな一歩となるのではないでしょうか?
研修を受けるにはどうしたら良いの?
研修の受講を希望する方は、ご自身がお住まいの各自治体に問い合わせてみるか、ホームページをチェックしてみると良いでしょう。東京都の例で言えば、東京都福祉保険財団が窓口となっており、募集期間は第1期から第3期まであります。どの期間も応募期間が2週間程度となっており、この機会を逃すと来年度ということになってしまいますから、子育て支援員として働くことを視野に入れている方であれば、早めの応募をおすすめします。
研修費用がかからない自治体もある
「子育て支援員の研修費用はいくらかかるのだろう?」と心配される方もいるかもしれません。しかし先ほどの東京都の例で言えば、研修受講料は無料となっています。ただ自治体によっては有料のところもありますし、テキスト代や交通費、昼食代などは自己負担となりますので、注意してください。いずれにせよ、各自治体のホームページなどでチェックしてみると良いでしょう。
おわりに
子育て支援員は、新米ママにとっては学べる機会が多く、第二の人生を歩む方にとってはやりがいのあるものだと言えます。また働き方改革が進んだ今では、各々に合った携わり方が可能にもなっています。研修を受けるだけで認可されるというのも嬉しい点で、子育ての現場に携わりたい方にとっての入り口としても良いでしょう。子育て支援員が気になった方は、各自治体のホームページをチェックしてみてくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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