保護者ラインをストレスフリーにする使い方
部活やクラスなどの保護者ラインを負担に感じていないという方も、中にはいます。そういう方は保護者ラインのルールを徹底していたり、ラインの使い方が他のグループとは違ったりしていることが多いものです。保護者ラインをストレスフリーにするには、どういった使い方がよいのでしょうか?
あらかじめルールを決めておく
部活の保護者ラインの場合、試合や大きなイベントのとき会話がにぎわい、通知が止まらず、疲れてしまうという声があります。クラスの保護者ラインでは参加人数が数十人もなるので、雑談が始まると通知が鳴り止みません。
また当たり障りのない返事を考えるのも負担に感じますよね。
保護者のラインは「連絡用」「返事は不要」「既読をもって了解とする」などのルールを最初から設けておくと、ストレスを感じにくくなるでしょう。
既読スルーは気にしないことがポイント
既読スルーをされると「なにかマズいことを言ったのかもしれない」と不安に感じる人もいるでしょう。
しかしママは家事や子育てなどがあり、忙しい毎日を過ごしています。そのため既読スルーも、ただ返信をする余裕がなかっただけという可能性が十分にあるのです。
気になって連絡の催促をしてしまったり、疑心暗鬼になったりすると相手に迷惑をかけてしまうおそれがあります。
既読スルーは気にしないようにして、保護者ラインと付き合っていくことが大切です。
送る文章を読み返す
グループラインで発言した後に「この言い方は感じ悪かったかしら?」と後悔することもありますよね。メッセージの送信取り消しが可能なのは24時間以内ですし、すぐに既読になるかもしれません。
保護者のグループラインで発言するときは、投稿する前にもう一度自分のメッセージを読み返すことをおすすめします。
特定の相手にはメンションでメッセージを送る
LINEには相手を指定してメッセージを送れる「メンション機能」があります。
メンバーの多いLINEグループで特定の相手にメッセージを送りたい場合は、メンション機能を使った方が分かりやすいでしょう。
<メンション手順>
1.トーク内で「@」と打ち込むとメンバーが表示される
2.メンションしたい相手を選んだら、メッセージを打ち込み送信
特定のメッセージを引用して送りたい時は「リプライ機能」を使う
この機能は、元になるメッセージと、それに対する自分の返信を一緒に表示して送信することができます。どのメッセージに対してのやりとりかがわかりやすくなるのが便利です。
<リプライ手順>
1.送られてきたメッセージを長押しする
2.表示されたメニューから「リプライ」を選択し、返信メッセージを書いて送信
ライン以外でのやりとりを大切に
ライン以外でも、ママたちとの普段のやりとりを大切にしましょう。文章でのやりとりで誤解が生まれやすいのは、コミュニケーション不足も原因のひとつです。お互いに理解し合っていれば、相手がどんな意味で文章を送っているのかを察することができますよね。
例えばクラスのママたちとは、出会ったときの挨拶や対話を大切に。また同じ部活のママたちにも、試合や大きなイベントのお礼や感想を伝えるときは、ラインばかりを使うのではなく顔を見て話をすることも意識しましょう。
おわりに
トラブルが起きやすいといわれている保護者ライン。それを避けるためにはグループラインを送る時間帯に気をつけ、連絡と関係のない話をしないなど暗黙のルールを守ることが大切です。
またラインとの付き合い方も変えていくことがポイントです。既読スルーは気にせず、会話がライン越しばかりにならないようにし、対面でのやりとりも重視するようにしましょう。
たまGoo!インスタストーリーでアンケートをとった結果は、ご覧の通り(2022年11月実施)。
この記事を参考にしてもらって、ラインで失敗して心が凹んでしまうママがいなくなることを願っています。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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