母親に、日頃の感謝を伝える母の日。実母にはもちろんのこと、義母にも何かメッセージや手紙を贈りたいと考えている人も多いはず。義母との関係のためにも、失礼のないような文章で手紙を送りたいですよね。そこで今回は母の日に送る、義母への手紙の書き方についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
これだけは押さえたい!義母へ手紙を書くときのコツ
手紙を書くとき、あなたはどんなところに注意しますか?特に、結婚して初めての母の日に手紙を書くとなると緊張してしまいますよね。義母に良い印象を与えるためにも、正しい文面で手紙を書くことは大切です。では、具体的に気をつけるべきことを見ていきましょう。
1.手紙は手書きで丁寧な字で書く
相手が義母に関わらず、手紙やメッセージを送る際は、必ず手書きにしましょう。字が汚いからパソコンでなどと考えている方はやめた方が賢明です。たとえ自分の字に自信がなくても、一生懸命、丁寧に書けば気持ちは伝わります。何より、手書きの文章というのは、パソコンで打って印刷したものやラインやメールで送る文章とは違い、温かみがあります。ただし、誤字や脱字は良くない印象を与えてしまいますの、最後にきちんとチェックするようにしてくださいね。
2.手紙の文章は正しい敬語で書く
義母に手紙を書く際は、言葉遣いを守って正しい敬語で書きましょう。母の日などに書く改まった手紙では、丁寧語を使うことが基本で、相手を表現するときには『尊敬語』、自分の場合は『謙譲語』を使います。当たり前だと思われるかもしれませんが、中には義母と仲が良いお嫁さんもいると思いますので、いつもの癖で手紙もカジュアルな文章になってしまったということがないように、気をつけなくてはいけません。シーンに合った正しい言葉が使えると、義母からも良識のある人だと思われますよ。
3.自分を少し下げるくらいがベスト
先ほど自分を表すときは謙譲語を使うとお伝えしましたが、謙譲語は自分側がへりくだった言い方をすることで相手側を立てる敬語です。例えば、手紙の中で「まだまだ至らない嫁ですが」というような言葉を付け加えることで、謙遜しているイメージを与えられるため、手紙を読んだ義母の気分が悪くなることはありません。ただし、へりくだり過ぎると、媚(こび)を売っているのでは?と逆効果になってしまうこともありますので、あくまで“適度”なへりくだり方をするようにしてくださいね。
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手紙の内容で気をつけるべきことは?
義母への手紙は、丁寧に書くことが大切だとお伝えしましたが、文章にばかりに気を取られ、硬い文章になってしまうと、親近感が感じられなくなってしまいます。ここからは手紙の内容や差出人の書き方で気をつけるべき点を、ご紹介します。
4.義母のことを“お義母さん”と書かない
実母のことは「お母さん」と呼ぶのに対し、義母とは嫁と姑という関係上「お義母さん」と使い分けている方が多いことでしょう。しかし、手紙を書くときの宛名に「お義母さん」と書いてあると、他人行儀で距離があるような感じがしますし、それは相手にも伝わってしまいます。親しみを込めた印象を与えるためにも、手紙での表記は義理の母であっても「おかあさん」と書きましょう。もちろん、抵抗のない人は「お母さん」と表記してもOKです。
5.手紙に夫の名前を入れる
義母からすれば実の息子である夫。しかし、母の日の手紙やプレゼントは、嫁であるあなたに任されているなどという家庭も多いはずよね。たとえ夫が母の日に関わっていなかったとしても、差出人の名前は夫婦連名で書くようにしてください。そうすることで、義母が手紙を受け取ったときに「息子を立ててくれている」と感じてもらえ好印象になります。また、手紙の内容に近況や夫のことを書く場合は、ニックネームではなく必ず「〇〇さん」と書くようにしましょう。普段呼んでいないとしても、こうすることできちんとした印象を与えることができます。
6.手紙の内容に感謝の言葉を入れる
日頃の感謝を伝えるための母の日の手紙ですから、手紙の中でも感謝や気遣いの言葉を入れるようにしましょう。シンプルに「いつもありがとうございます」と書くのも良いですが、できれば「いつも気にかけてくれて、細やかで優しいお心遣いをしてくれてありがとうございます」など、具体性のある内容にすると、本当に感謝しているという気持ちがより伝わりやすくなります。また、文末に義母の健康を気遣う言葉を入れるのも良いですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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