厚生労働省が提供する「ハロートレーニング」について耳にしたことはありますか?ハロートレーニングとは求職者を対象にした訓練制度です。学歴や職歴を問わず受講できるため、出産・育児でキャリアにブランクが空いてしまったママにもおすすめしたい制度なのです。今回は、ハロートレーニングの概要や、子持ちママにおすすめのコースをご紹介します!
ハロートレーニング(公共職業訓練)とは?
出産の前後で仕事から離れると、自分のキャリアについて悩むことがありますよね。妊娠出産を機に退職してしまったママにとって、将来的にどのようなキャリアを形成していくかは難題です。また、産休・育休中のママも、子育てとの両立に難しさを感じて退職・転職を考えるママも多いですよね。
キャリアについてお悩みのママにご紹介したいのがハロートレーニングです。まずはその概要をついて押さえておきましょう。
ハロートレーニングはスキルアップ制度
ハロートレーニング制度とは厚生労働省が実施している、二つの制度の総称です。
公共職業訓練
雇用保険(失業保険)の受給者を対象にした訓練制度
求職者支援訓練
雇用保険を受給できない人を対象にした訓練制度
いずれも就職に役立つスキルを習得するための公的制度です。ハロートレーニングという名称は、職業訓練制度をより身近なものにするために、厚生労働省が2016年に決定したキャッチフレーズです。厚生労働省では選定の理由として「仕事に必要なスキル(知識と技能)をしっかりと身につけてほしい」「急がば学べ」と発表しています。
ハロートレーニングの受講資格と費用
ハロートレーニングの特徴は、なんといっても学歴や職歴を問わず受講できる点です。求職中、つまり働く意欲があれば受講することができます。子持ちの専業主婦など、しばらく仕事から遠ざかっている人でもOKです。また、費用はテキスト代などの実費を除き、基本的に無料です。なお、厚生労働省によると受講者の7割が女性とのこと。経歴問わず取り組めて、お金もほとんどかからないため、小さな子どもがいるママにとってはうれしい制度です。
ただし、このような好条件とあって、受講するためには面接や筆記試験があります。一説によると、興味本位の受講や、就職の意欲に疑問が持たれるようなケースでは、受講不可になってしまうこともあるようです。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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