「もしも」のため、事前に加入しておく各種保険。住まいに関しては、一般的に火災保険に加入するご家庭が多いのではないでしょうか。ただし賃貸の場合、火災保険の契約はどうなるのでしょう？今回は、賃貸にお住まいの場合の火災保険について考えていきます。
賃貸に住んでいる場合でも火災保険は加入すべき？
アパートやマンションなど、賃貸物件にお住まいのご家庭も少なくありません。パパが単身赴任をしているなど長期的に住む予定がない場合、賃貸契約のほうが手軽だということもあるでしょう。入居の際には不動産会社と契約を交わし、敷金・礼金などを支払ったのちに入居しますが、その際、火災保険は加入すべきなのでしょうか？
入居契約時に加入を求められる
ほとんどの賃貸物件において、入居の契約時に「火災保険に加入すること」が入居条件になっています。そのため、賃貸に住む際には必ず火災保険もセットで契約することを念頭に置いておくことです。
入居の契約時に火災保険の案内・パンフレットも同時に提示され、そのまま手続きの流れでサインするケースもあります。
万が一火災保険に入っていなかったらどうなる？
もしも火災保険に加入しておらず、自室で火事があった場合、どうなるのでしょうか？まず自分の持ち物すべてにおいて被害があったとしても補償されません。さらに、退去の際に現状復帰しなければならないので、それができない場合に損害賠償が発生します。自分や家族の家財だけでも相当な金額になりますし、賃貸だけでなく火災保険は万が一の備えとして必ず入っておくべきものです。
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賃貸物件における 火災保険の主な内容
火災保険には、金額や補償内容などさまざまなタイプがあります。賃貸物件においては主に次の三つの内容が含まれています。
家財保険
家財保険は、その物件に住んでいるご家族が所有する家財一式を補償するものです。衣類をはじめ家具や家電などが、火災・風災・水もれ・落雷などで損害が出た際に補償対象となります。水害については火災保険の種類によっては補償の対象外となるケースもあるので要注意です。
賃貸の場合、火災保険の内容の基本となるのが家財保険であり、自分の生活に関する財産を守るために加入します。家財一式の内容は、単身よりもファミリーのほうが当然多いですよね。守るものが多いご家庭程、保険は非常に大切な備えとなります。
借家人賠償責任保険（特約）
一般的には家財保険の特約という形になっています。賃貸物件は、退去時に原状回復義務を負いますが、火災などで室内に損害が出た場合、原状回復するための費用を補償してくれるのが借家人賠償責任保険です。
個人賠償責任保険（特約）
日常生活において、トラブルや事故などの損害賠償責任を補償してくれるものです。例えば火事を発生させて隣家にも損害を及ぼしてしまった場合、相手に対する損害賠償を補償してくれます。損害保険や自動車保険ですでに加入している人も多いので、重複する可能性もあるのがポイントです。
火災保険以外では、小学生などの子どもに対し、月額数百円で個人賠償責任保険に加入しているご家庭もあります。
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長男（小1 ）・次男（年中）の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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